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Webの修正案件がlaravelで構築された場合のローカル環境構築(mac)

辺座ぷちよです。
他社で構築されたWEBサイトの修正を頼まれたのですが、そのWEBサイトがlaravelで構築されてたこともあり、ローカルでの開発環境を整えるのに結構時間を取られてしまいました。特にDBとの接続に苦戦したのでメモっときます。


事前に

開発ディレクトリでのComposerで依存関係を解消しておきます。

リモートサーバーからDBのバックアップファイルを取得

アップされているサーバーからDBのバックアップ(.sql)をダウンロードします。

ローカル環境でDBを作成

DBのインストール

リモートのサーバーで使用されているDBに合わせてローカルにDBをインストール(homebrew経由)

% brew install mariadb


ユーザーの作成

ダウンロード完了したらrootでログインします。

% mysql -u root -p
Enter password:
Welcome to the MariaDB monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MariaDB connection id is 3
Server version: 10.7.3-MariaDB Homebrew

Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

MariaDB [(none)]>

作成されているユーザを確認します。

MariaDB [(none)]> select User, Host, Password from mysql.user;
+-------------+-----------+-------------------------------------------+
| User        | Host      | Password                                  |
+-------------+-----------+-------------------------------------------+
| mariadb.sys | localhost |                                           |
| root        | localhost | ********************* |
| yourname    | localhost | invalid                                   |
+-------------+-----------+-------------------------------------------+

今回は、自身のmacのユーザー名 "yourname"を使用するため、権限とパスワードを設定します。
"hogehoge"に任意のパスワードを入力。

MariaDB [(none)]> GRANT ALL ON *.* TO 'yourname'@'localhost' IDENTIFIED BY 'hogehoge';

DBを再起動します。

brew services restart mariadb


データベースの作成

DBが起動している状態で、

mysql -u yourname -p

を入力します。パスワードを求められるのでこちらも入力してEnter。
DBにログインできたら、
SQLで新しいデータベースを作成します。

CREATE DATABASE あなたのデータベース名;

ターミナルで次のコマンドを使用してウェブから取得した .sql ファイルをインポートします。

mysql -u yourname -p データベース名 < あなたのsqlファイル.sql


正しくインポートされたかの確認

インポートしたデータベースにログインします。

mysql -u yourname -p

インポートしたデータベースを選択します。

USE データベース名;

データベース内のテーブルを表示して、インポートされたデータを確認します。

SHOW TABLES;

Laravel 設定ファイルの編集

Laravel アプリケーションのルートディレクトリにある .env ファイルを編集します。データベースの接続情報を設定するための変数がここにあります。

DB_DATABASE=あなたのデータベース名
DB_USERNAME=あなたのユーザー名
DB_PASSWORD=あなたのパスワード

あなたのデータベース名あなたのユーザー名あなたのパスワード を先ほど作成したデータベースとユーザーの情報に置き換えてください。

キャッシュのクリア

.env ファイルを変更した後は、Laravel アプリケーションの設定キャッシュをクリアする必要があります。ターミナルでアプリケーションのルートディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。

php artisan config:cache

開発サーバーの起動

laravelの内蔵サーバーを起動します。

php artisan serve

表示された!

ついでに、Laravel Mix

CSSはSCSSが使われていたので、いつものようにLive Sass Compiler で処理しようと思ってたのですが、エラーが出るので、ちょっとググったらLaravel Mixというものでコンパイルされている模様でした。
プロジェクトのルートディレクトリで

npm install

を入力し、必要な依存パッケージをインストールします。

scssを修正した後は、下記のコマンドを実行します。

npm run dev

このコマンドは SCSS ファイルをコンパイルして、public ディレクトリ内に生成された CSS ファイルに出力します。

当方エンジニアではないので、最善の方法かはわからないですが、とりあえず、ローカル環境でlaravelを再現できたのでOKということにしたいと思います。

ウェブの修正頼まれたけど、laravelで困ってしまったWEBデザイナーの力になれたら嬉しいです。

参考記事
https://oopsoop.com/steps-and-settings-to-install-mariadb-on-mac/


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