三人 桝本荘志 ネタバレ感想文

芸人3人のシェアハウス
一人は売れっ子放送作家
一人は売れっ子芸人
一人は鳴かず飛ばずな芸人

そんな彼らの数年間

作家の方も放送作家さんだそうで
スンっと入ってくる言葉が散りばめられた一冊でした

一人は孤独感
二人は劣等感
三人は疎外感

なるほど。

不機嫌は環境破壊

共感。

悪口とか愚痴って
最初に届くのは相手じゃなく、自分の耳
だったら自分の耳にも優しくしたいよね

ふむふむ。

良い男にしたかったけど
私が良い女になっちゃった。
都合のいい女。
好きな人を幸せにしたいけど、自分が幸せじゃないと好きな人も幸せに出来ないよ。

ワーカールー。

夏の次に秋
秋の次に冬がやってくるみたいに
不安と希望は交互にやってくるリズムみたいなもんだよ
今は不安だけど、そのうち希望がきっとくるよ。

青春時代には続きがあって
朱夏、白秋、玄冬って言うんだって
朱夏は二十五歳から六十歳まで!

そーか!
まだアタシら朱夏の真っ只中
これから反省も後悔も希望も
沢山やってきて
乗り越えて
笑って、泣いて、許して過ごして
白秋を迎え
玄冬に目を閉じるんだなぁ

現状に不満の全くない人生なんてない。
でも結局自分を一番苦しめてくる相手は自分で
それをどう捉えるのか、どう消化して行くのか
一番自分に優しくなれる選択はどれか
それを選べたら
人生はそうそう悪いものになら無いって思える一冊でした。


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