見出し画像

休館中の高岡温泉 やすらぎの郷を再生したい!宮崎市高岡総合支所の挑戦!~サウンディング型市場調査実施中~

宮崎市高岡総合支所の挑戦

宮崎市中心部から車で約30分の場所にある「高岡温泉やすらぎの郷」。
ここにある公共の温泉施設は令和4年度から一時休館となっています。建設後 24年が経過し、施設設備の不具合等から安定した公共サービスの提供が困難と判断。施設全体の劣化度調査を実施しました。
その調査結果から、施設改修に 4 億 2,700 万円の概算改修費が必要ということがわかりました。

左から 宮崎市 高岡総合支所  古市課長 宮里支所長 池田さん

高岡温泉やすらぎの郷への想い

宮里支所長
「高岡温泉やすらぎの郷の再生なくして、高岡地区の持続可能な経済の発展はないと考えています。この施設は、高岡地区において、より多くの外貨を稼ぐとともに、人流を創出するための拠点となり、地区内の事業者等にも経済的な大きな影響を及ぼすものと重要な施設となることが期待されています。今後、この施設の再生に向けて、民間事業者の経営ノウハウを最大限に生かした公民連携の在り方も含めて、その運営方法等の方針を定めていきたいと思います。」

宮里支所長

高岡温泉やすらぎの郷の再生に向けて

古市課長
「高岡温泉やすらぎの郷は、自然豊かな山間にある温泉です。この高岡温泉のある小山田地区は、昔から冷泉を利用して各家庭で温泉を楽しんでいた地域でもありました。平成10年11月にオープンし広く市民に親しまれ、オープン当時は年間22万人の利用者があり賑わいがありましたが、令和元年度以降、新型コロナの影響により休館を余儀なくされたことで、年間6万人にまで利用者が減少しました。重ねて、経年劣化により設備機器の不具合が生じています。住民の高岡温泉に対する思い、事業者から見た高岡温泉の魅力や運営方法、宮崎市の財政事情etc・・・様々な観点から高岡温泉の在るべき姿を模索中です。
ご興味のある方は、高岡総合支所・地域市民福祉課へご連絡ください。
お待ちしております。」

古市課長

魅力的な資源あり!高岡温泉やすらぎの郷について

高岡温泉やすらぎの郷は、温泉施設以外にも、広場や駐車場等があり、敷地面積は東京ドームと同じくらいです。周辺エリアに目を向けると、自然のプール!ダム!トレッキングコース等があり温泉施設だけでは無く、高岡という地域には多くの魅力的な資源があります。
また、立地は、宮崎駅から車で約30分!最寄りのICから車で10分!
自然に囲まれた施設ですが、インフラが整備され、市内や県外からのアクセス良し!そして温泉がある!年間を通して楽しめる地域です。

高岡温泉施設の面積
瓜田 プール・ダム 周辺の施設(地域の可能性)

高岡温泉施設の理念

これまでに、現状復旧?民間譲渡?指定管理?廃止?など色々議論され、髙岡温泉施設としての将来の可能性について模索されていたそうです。
そんな中、アドバイザーとして派遣させて頂き、改めて施設の将来像を考える中、ハコモノ以外の土地の活用も含めた施設全体でのサウンディング調査やトライアル実験の実施をご提案させていただきました。
議論のなかでまず、施設の基本理念やコンセプト、公共施設の役割方向性を明確にしていきます。

宮崎市高岡総合支所の池田さん作 <基本理念>

サウンディング型市場調査の実施

サウンディング型市場調査を実施しています。(令和4年12月28日まで受付。)

サウンディング実施の参加受付
 令和4年9月26日(月)~令和4年12月28日(水)

サウンディングは、事業発案段階や事業化段階において、事業内容や事業スキーム等に関して、直接の対話により民間事業者の意見や新たな提案の把握等を行うことで、対象事業の検討を進展させるための情報収集を目的とした手法である。また、対象事業の検討の段階で広く対外的に情報提供することにより、当該事業への民間事業者の参入意欲の向上を期待するものである。

地方公共団体のサウンディング型市場調査の手引き 国土交通省より引用 

社会実験に向けて(全体対話)

現在サウンディング市場調査を実施していますが、その中で複数の企業様にご参加頂き、高岡の魅力や温泉施設全体の活用についてワークショップを実施しました。
開催の目的は、社会実験を行う前に企業様からアイディアを頂き、社会実験の参考にさせて頂くことです。また、参加企業様の個々の得意分野を活かした立案が可能か調査を行いました。

高岡温泉の魅力

多くのご意見ご指摘を頂きました、参加下さいました企業に皆様、ご参加ありがとうございました。

そうして準備を重ね、令和4年11月20日に『YASURAGI TRIP』と題し、企業様や住民の皆さんに参加いただけるイベントを開催することに決定したのです。

『YASURAGI TRIP』の様子はこちら↓
大成功のイベントとなりました!

Written by Nobuhito Horita



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?