休館中の温泉施設が笑顔いっぱいに!休館中の温泉施設の可能性は!?
休館中の『高岡温泉やすらぎの郷』の可能性を探るべく、社会実験イベントを実施しました!当日は予想の5倍の来客があり、大盛況となりました。
当日の様子をお伝えします♪
YASURAGI TRIP 11月20日 (社会実験)
◆開催日時 2022年11月20日(日)11:00~16:00
◆開催場所 高岡温泉やすらぎの郷
◆主な内容
テント展示
DAYキャンプ
アウトドアワークショップ体験
キッチンカー
マルシェ
音楽
ヨガ など
①駐車場 スペース ☛ キッチンカー、マーケット
駐車場スペースでは「SUV BASE MIYAZAKI キッチンカー フードマーケット」を開催しました。
駐車場なので移動式の販売が可能な企業様に高評価でした!
来場者予測を大きく上回るお客さんにご来場いただき、運営側も驚きです。
子どもたちにも楽しんでもらおうとシャボン玉を飛ばしたりの工夫もされていました。当日は家族連れのお客さんにも多くご来場いただきました。
地元の手作りお弁当や新鮮野菜も販売され、地域の方との交流も生まれました。
フードマーケット以外にもおもしろいブース展示、販売もありましたよ!
②健康広場 スペース ☛ DAYキャンプ
木々に囲まれリラックスできる広大な広場では、フェザースティックを作成し火起こし体験ワークショップを実施!
タープを広げてチェアリングをしたり、テントサイトとして宿泊できるキャンプ場としても利用できそうです。このエリアは可能性が多く感じられるエリアでした。きれいに整備された芝がとても気持ちよいです!
③温泉施設 スペース ☛ マルシェ・ヨガなど
当日は雨予報のため、急遽温泉施設内でのマルシェ実施に変更になりました。急な変更にも関わらずマルシェの皆様がアイディアを出し合って対応していただけました。
施設内でも空いてるスペースを有効活用できるアイディアが沢山あがりました。
社会実験 実施結果
◆想定来場者:300人
◆来場者:約1,500人
◆売上達成率(平均):マルシェ90% 飲食100%
◆アンケート:また、開催して欲しい!こんな場所があるなんて!また、利用したい。温泉入りたい。等々
『YASURAGI TRIP』を終えて
児玉さん
「始まりは今年(2022年)4月。この施設の奥に素敵な広場を発見したことに遡ります。中心市街地から、そう離れてもいないのに、森、山、木々に囲まれ、近くには川も流れている。聞こえてくるのは鳥のさえずり、虫の音色と、とても静かな空間が広がっていました。
趣味の延長でアウトドア・キャンプ用品の販売店も行っている私にとって、宝物を掘り当てたような、そんな気分になり、施設所管課である宮崎市高岡総合支所に駆け込みました。
「オートキャンプスペースとして開放するのは可能か?」
結果は「現時点ではNO」。
理由は、この広場は設備構造上、高岡温泉やすらぎの郷の施設を稼動しなければ、給水することができず、設備も経年劣化により改修を要すること、稼動させてために年間数百万円~千万円の管理費がかかるためとのことでした。
水が来ないということは、水道水も使えない、トイレも使用できない。しぶしぶ諦めはしましたが、私は、最初に広場を見つけたときの感動と、イメージしたキャンプの光景を忘れられずにいて、しばらくした頃、高岡総合支所の職員の方が来られ、「たかおか産業まつり」として、広場、第2駐車場を使って、キャンプ体験等の催しを企画してもらえないかと相談がありました。
今までイベント企画などしたことはなく、果たして何人の方に来場してもらえるのか、そもそもフードやマルシェなど出店協力に応じてくれる方がいるのか。市からの補助金は10万円・・・正直、仮設トイレを設置すればそれだけで予算が無くなる。
色々な不安が頭をよぎりながらも、何事も挑戦してから考えるタイプの私は、二つ返事でOKしました。
施設は半年以上、管理者不在の状態で、草、木は伸び放題。そこは高岡総合支所が草刈などの環境整備はお願いし、企画や運営は協力者を募り、開催に向けて着々と準備を進めました。
しかし、開催一週間前から、当日の天気予報が思わしくなく、雨予報の確立がどんどん高まり、出店協力者からも出店取止めの相談も受けたほどでした。
高岡総合支所に相談をし、施設の一部を開放していただけることになったため、直前で出店配置を調整し、1店の出店辞退も出すことは無く、当日を迎えました。
当日の天気は朝から曇り。なんとか雨を回避することができました。
11時開催に向けて準備をしていると、10時を過ぎた頃から、「あれっ?」って。どう見ても出店者じゃない、おじいちゃん、おばあちゃんが会場に。11時になると駐車場がほぼ満車となり、どんどんお客さんが来てくれました。
来場者数300人を見込んでいましたが、終わってみれば1,500人が来場されていたという結果に。フードスペースは皆さんほぼ完売、マルシェも各店舗の目標売上が平均90%を超えるなど、大成功に終えることができました。
今回は雨予報だったこともあり、施設の一部をマルシェスペースとして使わせていただきましたが、施設内も温泉施設とは一味違った素敵な空間となり、結果、全天候型のイベントが出来る施設ということがわかりました。
利用方法を変えるだけでたくさんの可能性が発見出来たこと、そして、お客さんや出店者の笑顔を見れたことが何より嬉しかったです。
いつか、この広場でキャンプができたら。この先、この施設、広場が素敵に活用されることを願っています。」
まだまだスタート地点
池田さん
「無事に開催することができほっとしています。イベントをとおして、高岡の可能性を非常に感じることができました。これまでほとんど利用実績のなかった広場や第2駐車場も、積極的に活用することで、人が集まり、新しい地域交流が生まれるなど、地域への貢献にも繋がることができたと感じています」
池田さん
「急遽開催するイベントにも関らず予想をはるかに上回る来場者に戸惑う場面もありましたが、事故なども無く、無事に終わった事を喜んでいます。本当に参加して下さった皆様に感謝の言葉しかありません。
企画運営を担っていただいた実行委員会の方々にも本当に感謝しています。今回のイベントによる効果や、来場者アンケートを踏まえ、今後の高岡温泉やすらぎの郷の利活用について検討し政策決定の一つの材料として活用させて頂きます。私どもの仕事はこれからです。」
当社としても引き続き「高岡温泉やすらぎの郷」の再生を楽しみにしています♪
Written by Nobuhito Horita
社会実験を開催するまでの経緯や取り組みの記事はこちら↓
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