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ありきたりな「いつもの場所」を特別な場所にするフォトウォーーーーーク📷

冬の12月11日(土)の午後、晴天のなか祖母山麓の3つの地域のひとつ嫗岳(うばだけ)エリアでフォトウォークを開催しました。

フォトウォークとは、
「カメラを片手に、いつも通る場所を、みんなで写真を撮りながら散策する」というものです。カメラはスマートフォンでも、”写ルンです”でも、心のカメラでもOK!笑

普段、車に乗って移動することが多い私たち。

フォトウォークでは、
いつも車で通る場所を、「歩いてみる」
そして”面白いな”と何気なく感じたものを「カメラで撮る」
その気づいたことを「みんなでシェア」する。
このプロセスがフォトウォークの楽しみ方です。

嫗岳エリアでのフォトウォークにあたって、私たちは約90分の3つのコースをつくりました。

★健脚コース「神原~穴森神社コース」
★のんびりあるこう「緒環周遊コース」
★マニアックコース「神原渓谷大橋コース」

★健脚コースは、
穴森神社まで少し距離のある一周コース。

手書きの神額(しんがく)がかわいい

山肌の洞窟はスリル満点!また、神原エリアはしいたけの一大生産地であり、そのしいたけの乾燥小屋や、美しい杉林、新しいほだ場などを見ることができました。長い距離でしたが、一番参加者も多く、満喫できたコースとなりました。

杉林に差し込む光の美しさ
このなかでしいたけが生産されています

★緒環周遊コースでは、
健男霜凝日子神社の大きなトチの木(県指定天然記念物)やイチョウの木がお出迎え。あまりに高くて、下からではてっぺんがみえません。樹齢を重ねてきただけあり、途中から違う種類の樹木が根を張っています。12月は既に紅葉も終わっていましたが、イチョウの黄色の絨毯は一度見に行ってみたいものです♪

そして、もう一つのお社、「健男霜凝日子神社 下宮」。ここは長い階段を登り切ったところに祀られています。階段を上るにつれ、神様に近づいているような神秘的な雰囲気です。

どこまでも続く階段

★神原渓谷大橋コースでは、
橋を見上げる場所の川底からスタート。目指すゴールは真上!ということで、普段なかなか通る機会のない生活道を歩きます。巨大な岩が重なる斜面など、この渓谷の特徴を感じられる場所もあちこちにありました。登り詰めると、そこは小さな集落で、道端のサボテンや綺麗な花を咲かせる椿、綺麗に整地・草刈りのされた美しい農地が広がり、息をのむほどでした。

ゴールはもちろん神原渓谷大橋!ということで足のすくむほど高い橋の欄干からスタート地点を見下ろし、西日に輝く杉木立を眺めて、車で帰路に着きました。

針葉樹のシルエットと冬でも緑がとてもきれい

終了後、3つのチームで合流し、どんな場所を発見したのかについて、みんなで共有する時間をもちました。地元の方でも知らない場所があったり、地元の方が当たり前に見過ごしていたものが、他地域の方から見れば面白いものだったり、色々な発見がありました。

祖母山麓エリアの魅力は訪れる人、暮らしている人、みんなの数だけあると思います。それを自分だけの秘密にせずに、ちょっとずつでもシェアしていくと、きっと多くの人が訪れてみたい場所、になるのではないかな?と思えた1日でした。

祖母山麓エリア photo walkページできました。

季節によっても、様々な顔を見せてくれる場所、祖母山麓エリア。
ぜひ、訪れてみてくださいね!

神原渓谷大橋からの眺め。上流には祖母山がそびえる
★おまけ★おいしかったフユイチゴ

written by ERI Sakai
photo by Toshihiko Nishida(TOP,9)

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