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【前編】九州最東端の地佐伯市鶴見 ありのままであるものとは。

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<鶴見のまちってどんなところ?>
大分県の南部のリアス式海岸が発達した半島にあり、九州最東端の岬「鶴御崎」がある。
漁業が盛んで鶴見市場では水揚げ金額約20億円を誇る。

観光業にも力を入れていきたい!と平成30年度から取り組む。
鶴見半島には戦争遺構が点在しており、4つの建築物を見学することができる。
また、3つの展望台、3つの灯台、3つのミュージアムもあり
ここでしか見られない景色、感じられない空気がある。
令和4年度にコンセプトブックとサインが完成。
令和5年度~施設を使った具体的な取り組みを実施予定。

<プロジェクトの経緯>

先端に鶴御埼灯台があるエリアがあり、戦争の遺構や九州最東端からの絶景を見ることができる。
しっかり堪能しようとすると一時間くらい滞在できるが多くの人が灯台の前で写真を撮って10分ほどで帰ってしまう。
ここにくるのが目的なのに、もっとゆっくり時間をかけて堪能してほしいという思いがこのプロジェクトのきっかけ。

フィールドワークを何回かするうちに・・
鶴見にすでにあるもの
自然が主体で
人が手を手向けるという関わり方
そんなかんじのことが見えてきた。

<コンセプト>

戦争遺構があり、亡くなった方や記憶
何万年もかけてできた鶴見の地形、自然への畏敬の念
そんな場所に対して
手を手向けるという関わりかたがみえてきて
コンセプト「贐」(はなむけ)とした。


<戦争遺構を建築としてみてみると>
ここには人間の過ち「戦争」歴史が刻まれている

人間の弱さ、愚かさを感じられる場所 
普段ビルに囲まれて暮らすと感じられないが、寧ろそれが正しいことを実感する場所

残っている建築の終わりをどう作っていくのか?、どう建築が朽ちていくのか?
人間は今まで造ることをしてきたが人口も減少してきている今、終わらせていくことも何か向き合わないといけない

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