電気自動車に対する自動車メーカー各社の動向をピックアップし、自動車内装設計に対するインパクトを公開情報から調べてみました。
電気自動車が普及すると、エンジンが単純に電気モーターになるだけではありません。この記事ではその可能性を探ります。
市場全般
電気自動車の市場規模は2027年まで年間平均30%程度の成長と想定されています。年間平均が30%ですのでものすごい成長率です。
各社動向
トヨタ自動車
バッテリーEV(BEV)はレクサスなど高級車が中心のようです。
ホンダ
ホンダは軽自動車にもEVを投入するようです。
日産自動車
半分の自動車を電動車にすると発表しています。
三菱自動車
スズキ
ダイハツ
スバル
いすゞ自動車
中国EV三銃士
上海蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)
ソニー
電気自動車になることによる内装設計の変化
差別化のポイントとしての内装
電気自動車になると居住性の違いが各社ブランドの違いになりそうです。
車内空間が広がる
パワートレイン(エンジンで発生した回転エネルギーを効率よく駆動輪に伝えるための装置類)が簡素化されるため、車内スペースが広くなると考えられています。これも居住性に影響する要因となっているようです。
車内インテリアに照明を組み込む
居住スペースの差別化や安全性向上のため、車内照明も変化するとみられます。
サステナブルな素材で埋め尽くす
電気自動車のサステナブルな目的から、車内の素材もサステナブルにしていこうという動きもあるようです。
革の代用素材
さらに、動物の革から再生素材やリサイクル織物など、こちらもサステナブルな動きが想定されているようです。
光や香り
さらに、車内の香りという要素も車の体験に重視されてくるようです。
町工場への影響
これらの変化に対して、内装部品や関連装置を製造する中小製造企業にも影響があると思われます。
たとえば、自動車シートの木型を製造する会社なども、よりデザイン性の高い自動車シートや革を使わないシートなど、対応があるかもしれません。
今後の自動車業界の大きな変化に対応していく対応力が求められてきそうです。