祈り
23時14分ごろに地震があった。
愛の不時着 の最終話を見ているところだったが、後ろのソファで寝ているあめのことが心配になり、振り返ると、上半身だけを起こしてキョロキョロとあたりを心配そうに見ていたので、一時停止して、あめをぎゅっと抱きしめた。地震はかなり長く、あめはその間ずっと私の腕の中に収まって、わずかに震えていた。「だいじょうぶだよ。だいじょうぶだよ。」とあめと自分自身に言い聞かせながら、揺れが収まるのを待っている間、いろいろなことを同時に考えていた。
近くに猫用のキャリーバックがあるのを見て、あめがこのままおとなしくしていたら、すぐ抱っこして、あのキャリーバッグに入れれるな とか、二階で寝ているママの安否と、お風呂に入っている空は大丈夫か、早く出さしたほうがいいな とか。3.11のときよりは揺れは激しくないから大丈夫かな。津波がないといいな。
よくもまあ、こんなにいろいろと考えていたなあ。
地震が収まって、テレビをつけると、各地の地震情報が放送されていた。救急車の音が遠くから聞こえ、🐧のことを思い、友達のことを思い、離れて暮らしているパパのことを思った。みんなとみんなの大切な人が無事であることを祈った。
地震なんてなければいいのに と思ったけれど、地球の上に住んでいる限り、なにかしらの災害か、もしくは人災か、でなければ動物に襲われることもある。地震のあるたびに、みんなの無事を願い、幸せを祈りたい。そうでなくても、祈っています。
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