運動学習
自己紹介
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
理学療法士の「やまもと」です。
本業は病院勤務の理学療法士であり、アウトプットをするために、SNSでの情報発信(インスタグラムが中心)をしています。
ルイ(Louis)さんが運営している《foePT》では、ライター活動もさせていただいています。過去には、無料・有料の記事を複数執筆📝
《ForPT》Instagramはこちらhttps://instagram.com/forphysicaltherapist?igshid=teyzxg4earsu
今回のテーマは、『運動学習について』🧠
特に、小脳の機能である、『内部モデル』や『フィードフォワード制御』に着目してみました。
この記事が向いている人
・運動学習を理解して、臨床に活かしたい人
・運動学習に必要な内部モデルやフィードフォワード制御について知りたい人
この記事が向いていない人
・運動学習について知り尽くしている人
・十分な運動学習を提供できている熟練した理学療法士
脳血管疾患へのリハビリテーションをイメージして書いていますが、運動器疾患への介入にも応用できる内容となっています。
値段について
300円(公開はじめ)
↓
450円に変更(2022.3.6)
値段は今後も変更する可能性があります。
気になる方はお早めに。
はじめに
脳卒中後のリハビリテーション対象者において、起き上がりや移乗動作、トイレ動作などの日常生活動作や歩行を観察してみると、
①過剰な努力をしていること
②動作の滑らかさが欠けること
上記のような症状をよく経験しませんか?
本日は、日常生活動作の再獲得や、効率的な歩行を獲得するために必要な『運動学習について』まとめてみます。
学生さんや新人療法士さんにもわかるような内容にしていますので、気軽にゆっくりと読み進めてみて下さい。
それでは、はじめましょう。
運動学習について考える前に(知覚循環モデル)
はじめに、リハビリ室での、理学療法・作業療法場面を想像してみましょう。
(学生さんは、実習に行っていれば、その時のリハビリ室や見学をしていた時間のことを思い出してください)
脳卒中後の対象者さんは、ベッドに横になっていること(もしくは、座っているだけ)が多くありませんか?
立位・歩行など、『活動的・能動的なかかわり』はできているでしょうか?
この質問をした理由には、以下のような考えがあるからです。
参考文献:脳卒中患者に対する課題指向型アプローチ‐認知指向型アプローチと運動学習に基づいた介入の考え方:諸橋勇.理学療法学.第45巻Suppl/No.1/31-36頁(2018)
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