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「頭の学び」と「身体の学び」

新しくトレーニングをご案内させていただく度に思うことについて。

頭の学び

普段全く運動をしてこなかった方を対象にトレーニングを指導させていただくことが多いのですが、

僕が大切にしているトレーニング指導の考え方の中に、

「やらされるのではなく、自分で考えながら、身に着けながらやってもらう」というのがあります。

「とりあえずスクワットがいいからスクワットをやった」とか
「なんでこのトレーニングがいいのか、まったくわからないがやっている」とか
「結果を出さすのがトレーナーの仕事でしょ?」って思っているとか

そんな風に思ってもらわないように、トレーニングにに関する
【知識、テクニック、方法、情報】などをご案内しています。
(結果を出さすのがトレーナーの役割ではありますが「やるのは自分」という意味で完全なる受け身は違うと)

いわばトレーニングに関する『頭の学び』です。

身体の学び

この『頭の学び』はとても大切ではありますが、何よりも大切なのは

「学んだことを繰り返し、繰り返しチャレンジしていく」という意識です。

頭で学んだことを、実際の動きとして表現していくこと。この
『身体の学び』もとても大切です。

『身体の学び』では、トレーニングに関する「価値観」や「姿勢」、「認識」、「態度」などが重要になります。

「頭の学び」も含めて、ここが理解できていないと、結局

「年がら年中”痩せたい”と言っている」
「腰が痛いから運動はできないと思っている」
「もう年だから運動はしないとあきらめている」
「疲れるからトレーニングはしないと誤解している」などの呪縛から逃れられません。

「なぜこのトレーニングが必要なのか?」
「このトレーニングによってどう変わるのか?」
「なぜ太るのか?痛むのか?」
ということを理解せず、また

「ここが動かせるようになった!」
「力が入るようになった!」
「力が抜けるようになった!」
といったような感覚を感じず、

期間限定でやらされるがままにトレーニングを実施して
一定の結果が出たとしても、

『頭の学び』も『身体の学び』も何一つ身に着けていなければ、
【期間限定の効果】に振り回され、そのうち疲れてくると思います。

僕のパーソナルトレーニングでは『頭の学び』が中心になります。
これはどうしてもトレーニング頻度が月2回~4回程度になりがちだからです。

もちろんトレーニング中は『身体の学び』の時間ですので月2回でも4回でも長期間にわたって実施していければ本質的に変わってきますが、たったの数回、数か月では殆ど意味がありません。

身体を変えたいと願う時、繰り返し繰り返しチャレンジして、自分の身体に”動き”や”反応”、”適応”を沢山与えていくことで

トレーニングに対する「価値観」「姿勢」「認識」が変わります。

そうなった時「真の健康」を手に入れることができるのだと思っています。

どうしても人は、
「短期間で」「即効性のある」「一定期間の頑張り」で効果を上げるものに価値を見出したがりますが、

トレーニングに関しては、いかに
「長期的で」「一喜一憂しない」「習慣的な楽しさ」を感じれるかだと僕は思っています。

こんなことを伝え続けていきたいと思っています。


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