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テニス肘に対して疼痛軽減効果を期待できる物理療法は?

長引く肘の痛み、 その解決にお役立て頂けたら。 羊土社編集部の方に許可を頂きましたので、 ホームページで公開中の内容を紹介します。

@Yodosha_med

この内容はTwitterでも公開済みです↓


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第4章肘 4徒手療法・物理療法・運動療法の選択

CQ1 疼痛軽減効果を期待できる物理療法は?
A1 体外衝撃波療法、電気療法、超音波療法がある

軟部組織障害の病態と理学療法

外側上顆症に対する物理療法に期待される効果


  • 超音波療法には短期的な疼痛軽減効果があるかもしれないが、安静やその他の治療と比較して優れた効果はない

  • 電気療法の効果を検証した研究は少なく、微弱電流、干渉波、高圧電流のいずれを選択すべきかに関しては不明である

  • 症状持続期間が6ヶ月を超える慢性例では、体外衝撃波による治療効果が期待できる

  • 特に拡散型圧力波には疼痛軽減効果が期待できる



評価から物理療法の選択

外側上顆症の臨床症状は多様であるため、評価結果に基づいて物理療法を選択し、個々の症例に対する治療効果を見極める必要がある

  • 共同伸筋腱を対象とした物理療法が治療適応となる身体所見

共同伸筋腱に対する徒手検査が陽性
(抵抗下手関節背屈テスト、中指伸展テスト、圧痛)


  • 橈骨神経を対象とした物理療法が治療適応となる身体所見


橈骨神経に対する徒手検査が陽性
(抵抗下前腕回外テスト、橈骨神経伸張テスト、圧痛)

共同伸筋腱に対する徒手検査が陽性かつ疼痛系変化を認める
(PFG 低下、頸椎自動運動時痛および可動域制限など)


共同伸筋腱や橈骨神経を対象とした物理療法の具体的な方法など、詳細は以下のページで試し読みできます↓

https://yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758102650/102.html

この内容を多くの方に知って頂きたいので、シェアして頂けると嬉しいです🙇



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