飯田有抄のショパコン日記4〜静かなる1次予選結果発表
こんにちは! レポーターの飯田、いよいよワルシャワ入りいたしました。
1次予選最終日のセッションを、配信ではなく会場で初めて聴いたときの感動・印象などはまた少しあとに書くとして、1次予選最終日の結果発表の様子をお伝えします。
結果そのものついてはこちらの記事をご覧ください。
さて、発表が行われたフィルハーモニーホールですが、例年なら結果を待つコンテスタントや報道陣などがわんさと詰めかけ、たくさんの人であふれているシーンなわけですが、今年はやはり感染症対策から、コンテスタントたちが会場へ来ることはなく、報道の人もまばら......。し〜んとしていて、ちょっと寂しい...。
なんとなく報道陣も配信で見ることを推奨されているニュアンスでしたが、私にとっては初ショパコン。やはりこの目で発表の瞬間を見たいと思いました。
23時に結果発表、とされていましたが、「そんなに早く出るはずはないよ!」と、現地レポーターのマルタさん、そしてショパンコンクール参加歴30年(!)の下田幸二先生がおっしゃるので、23時30分ころ行きました。
それでもまだ本当に人が少なくて、マジメな(?)日本からの関係者が一番多かったかも。
少し早かったかな...と思ったところへ、ちょうど現れました、審査委員長のカタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン先生、国立ショパン研究所所長でコンクールのディレクターのシュクレネルさん、スポークスマンのラシュコフスキーさん。
ポポヴァ=ズィドロン先生からは、「非常にレベルの高い演奏が多く、約半分の方にはここでお別れをしなくてはいけないことがとても残念ですが、これからもきっと夢を追いつづけ頑張ってほしいです」と、しみじみと静かな口調でお話されていたのが印象的でした。
ずっとプログラムを手にしながら、シュクレネルさんから口頭でお名前を聞き続けた時間は、かなりこちらも緊張しました。
2次への通過のみなさま、おめでごうございます!すばらしい演奏に期待しましょう♪
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