博士課程から進学先と分野を変更する私のDC1書類作成の振返り~の前に~

合否が出た後に絶対振り返らないと思い、忘れないうちに備忘録として記録していく。

今後、これ以外に実際の作成と反省についての記事を投稿予定である。

今読み返してみたけど、ただの日記でワロタ!になってるので、悪しからず。

背景

突然だが、私は2020年7月頃から2021年2月末まで就活を順調に進めており、内定間近だったが、様々な理由や思いがあり博士課程進学を決意した。

これまで様々な企業のインターンへの参加や、多くの企業の方とマンツーマンでの面談をしていく中で、基礎研究を手掛けながら、ナノ材料の応用研究を自ら手がけていく「産学間の仲介(理解)者」となれるような研究者になりたいと強く思ったから進学を決意した。

就活も現在の研究も、当時の私はしんどいながらも、どちらも楽しんでいたように思う。就活については、消費者行動など、いわゆるミクロ経済についても勉強していたくらい。
また、日本の科学技術の停滞の理由の一部として、地方大学の研究費や基礎研究への投資の削減に起因してることはずっと問題視していたので、自分の好きなナノ粒子の研究によって基礎研究の重要さを証明したいという思いがあった。

ナノ粒子での実験室レベルの研究は実用化の前段階にしか過ぎないが、ナノ粒子の研究によって光や電子のエネルギーを自由に操るすることができ、はたまた現象について電子移動や原子レベルで議論できることの素晴らしさに魅了されていった。特に私が専門としている(と修士号取得時に胸を張って言いたい)X線吸収微細構造(X-ray Absorption Fine Structure, XAFS)測定では、1つの吸収元素に注目してその周辺の環境について知ることが可能であり、例えばある元素の配位数について決定的な証拠を掴みたい とお困りのsample がありましたらぜひ私にご相談……話がズレそうなのでここまで。ちなみに測定方法も十分に検討する必要があるので、それについても 以下略...。

少し余談になるが、材料の特性こそが、後に出来上がる製品の性能に大きく左右されることは研究界では十分理解されている。私はこれを研究関連のみならず、お洋服でも実感している。服が大好きで、ファッションショーを行うサークルで衣装製作(その他にもメイクや照明等のショー構造)をしたり、自分で私服を作ったりするほど、とりあえず基礎研究が好きになったきっかけはお洋服から始まったと言っても過言ではない。...ほんまかな。


大した成果もないが、、大きな口をきいてしまいすみません。けどこれらについては心から、本気で思っている。

進学先を選んだ理由は、これを十分に叶えられそうだから。研究設備が十分なほどに整っているから。英語でのdiscussion に魅了されたから。大好きで尊敬している指導教官、助教さんの存在があるから。そして何よりも、この指導教官は、業界(分野)の当たり前にとらわれず、世界規模でみた、学術・産業界の課題=研究の需要を常に読み取って挑戦的な取り組みをしているから。ちなみに知った理由は単に共同研究。


テーマ決めについて

私は博士後期課程の研究で、触媒分野からバイオ・医療分野へ大きく変える。

分野を大きく変えようと思ったきっかけは本当に全くなくて、単に「自分が手掛けたナノ材料の研究を、確実に応用研究に手がけていくための研究がしたい」という思いのみだったため、バイオに踏み込むことへの覚悟はしたものの、躊躇は一切なかった。

というのも、高校で生物の授業を選択していたこと、また私は社会貢献度が確実に高くなる研究をしたいと思っていたことがあり、積極的になれた。

正直なところ、現在やっている触媒分野や進学先で手掛けている半導体・磁性体の分野は自分以外の他の偉い人たちが十分にやってくれているからなあ...と思っているところがあったので、他の分野を手掛けることができて嬉しい~!と思ったくらいだ。←後に痛い目に合うし、今後もそう。

また、ナノ材用×バイオは世界的にみたらとてもホットなのだ。日本でその第一人者になれる(予定)なら良い機会ではないかと考えた。…今思ったが、どんな研究でもそれはその人が第一人者か。。

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とりあえずこの記事はこの辺で。





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