見出し画像

子供の靴の選び方(1)

我が子が歩き始めた!さあどうする⁉︎

我が子が始めて歩いた時の感想は
「人間になった‼︎でした

生まれてから重力に勝つこともできず
首すら自分で動かせなかった我が子

首が座り、寝返って、ハイハイして立ち上がって

歩いたんですよ‼︎

感動です‼︎

靴を与えて早く外に連れ出したい‼︎
可愛い靴を選びたい‼︎

そんな気持ちでいっぱいでした

そこで疑問が生まれました

靴ってどんなのがいいのか

子供の足は大人の小さい版ではない‼︎


大人の靴や洋服の小さいサイズを子供が身につけていると
可愛いんですよね❤︎

身体の機能まで理解していないと
できないことはあれど、子供は大人のミニマムバージョンなんではないか?
という気になってしまうことありませんか?

我が家のパパノブは某有名スポーツ用品店「◯イキ」が大好きです

特に靴が大好きで何足持っているか分かりません
プレミアの付く靴をコレクションもしていて
毎年誕生日には、息子にジョーダ○シリーズをプレゼントしています
「ナイ◯」への愛が半端ないのです

なので、当然ファーストシューズも
大人が履いている「ナ◯キ」のハイカットを
小さくしていたものを考えていたようです

ここで出てくるのが冒頭の文章
「子供の足は大人の小さい版ではない
‼︎
という部分

子供は大人の小さい版ではないとはどういうことか?

分かりやすいところでいうと骨の数

新生児期の骨の数は約350個

成人では200個


成人になると骨の数は減る⁉︎
増えるんじゃなくて減るの⁉︎


詳しく言うと
成長過程で骨同士が癒合するので数が減ります

大人になると骨が癒合するので
剛性(硬さ)が高まります

足に硬さが出てるので
推進力(進む力)が作られやすく

歩きやすい足になるのです

逆に赤ちゃんの足は柔軟性が非常に高い
足の裏もフカフカ、ふにゃふにゃ

骨も癒合してないので
大人に比べると硬さがなく
歩くことには不向き

赤ちゃんの足は未熟
これから沢山歩いて大人の足の形になっていくんです

そう思うと、
大人の足の能力がまだない赤ちゃんには
大人の靴を小さくしただけの靴は合わないんじゃないかな?
ってなってきますね

旦那が用意した靴は
もう少ししてから
履かせてあげた方が良さそうです

では赤ちゃんの足に必要なことってなんでしょう?


赤ちゃんの足ってこんなんです


赤ちゃんの足の写真を見ると
ふかふかして愛らしいなぁ♡
頬擦りしたい♡
っていつも思います

逆に大人はゴツゴツして強そう
骨張っていて硬い

ベンチ(まめ)ができていたり

私に関しては踵が硬くなってガサガサしています
絶対頬擦りしたくはない足です

先ほど、子供の足は柔軟性が高く
大人になるにつれて
足の骨が癒合し剛性が高くなり進みやすくなる
と書きました

特に、人間の足は
他の四足動物に比べ、手で身体を支持できない分
足は歩行や地面の影響を受けやすい

また早く走る動物に比べ
足底の接地面積も大きく感覚受容器も多い


人間の足は四足動物に比べ、手の機能がない分
足にかかる負担は二倍です‼︎
しかも衝撃を吸収したり
体重が多くかかる部分は皮膚が硬くなったり骨が変形したり
どんどん形が変わります

また、
靴の中に小石が入っていると
すぐに気がつきます
感覚機能が優れているのです

靴の中に石が入っていると
無意識に避けて体を捩り、全身で体重をかけないように意識して歩きますよね
足の裏の感覚は敏感です
足裏で感じたものを、
全身に波及できるような能力を持っています

要は、
沢山歩くことで
地面からの情報を全身に伝え
足の形も地面に合わせて変化していくのです

でも赤ちゃんは、これから歩き出すので
足から得られる情報はまだまだ少ない

骨も少なく形も未完成
生まれたばかりだから、足裏から得られる情報が少ない

赤ちゃんは立ち上がって
これから情報を得て進化していく

そう思うと赤ちゃんのやわらかい足には
地面からの情報を得られやすく、進みやすい靴を選んであげることが大事なのではないでしょうか


赤ちゃんの歩き方を想像してみてください

赤ちゃんの歩き方、想像できますか??

なんとなく不安定でバタバタ
早くは歩けない
転んでしまいそうで手を差し伸べたくなる可愛さ

大人のように安定して早くは歩けない

歩くということは身体を前に持っていくという動作です

身体(上半身)を前に持っていくということは
足(下半身)を後ろに蹴り出し身体を前に運ぶことが必要です

大人は足を後ろに蹴り出し
腕を使って推進力を補うことができます

赤ちゃんはどうでしょう?

足は柔らかく、足で重心をコントロールできない(COGとCOPのコントロール)ので
ワイドベース(足を開いた姿勢)になりやすく
前に進もうと思っても足部で固定性(剛性)を保てないので蹴り出せません

ましてや、筋力もなく
片足立ちも自立していないので
足を後ろに蹴り出すことはできません

足を後ろに蹴り出せないということは
踵から足をつくことができなかったり
(ICの形成ができない)
つま先を持ち上げられない状態になるので
つまずくことが増えるのです

イラストに記載していますが
子供の歩き方は「運動会の行進」に近い形で歩くことになります


子供の靴の選び方②に続きます


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?