★「解けない問題に取り組む勇気」を持てるようになる秘訣
暗闇の荒野に
行くべき道を切り開く。
東北大電気通信研究所の名誉教授にして、宮城学院女子大学前学長の、末光眞希先生(お知り合い)の話から。
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専門だけじゃなくて、
リベラルアーツ(教養)も大事だよ、
っていうのを、
自身の経験を交えて
話してくれたんだけど、
シェアしたいのは、
「教養とは、答えのない問題を解く力」
という件。
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問題というのは
情報科学では2種類ある。
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1.良設定問題
解(答え)が一つあって
一つしかない問題。
入試問題とかは
こうじゃないきゃいけない。
高校までの教科の問題のようなやつ。
やり方さえ分かれば絶対解ける。
2.不良設定問題
解が存在しない
または一つに決まらない問題
研究だけじゃなくて
世の中基本、ほぼこれ
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で、
不確実な時代に生き抜けるかは、
2の、
答えがあるかどうか分からん問題に、取り組めるかどうかにかかっている、と。
例として出たのは
青色LEDで、
あれは誰もが放置してた素材(GaN)で
うまく行くか分からんけど
地道にがんばって、
最終的に光っちゃって、
ノーベル賞に至った。
でもこれは
できるまでは不可能問題だったと。
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答えのない問題に
ずっと取り組むなんて、
なかなかできる事じゃない。
その材料じゃ
そもそも無理だったのかもしれない。
答えがあるかないか
分からない状態で、
信念を持って歩くのが偉いのだと。
「そりゃ分かるけど、
どうしたらできるの?」
って事だが、
普通はここで、とにかくがんばるとか、粘り強さだが大事だとかいう教育話になるが、そんな子供向けなことは当たり前。
答えを見つけようとする情熱、と、
彼は表現していたが、
話のキモは
続きにある。
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肝心なのは、
「情熱の元」であり、
それは、
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A.その問いを自分事にする力
+
B.あいまいさ(ノイズ)への耐性
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であると。
Aの
問いを自分事にするってのは、
そもそも、その問いが
自分の人生にどれだけ関わっているのか、
って話。
問いを持つのは自分であって、
何かしら本人と関連しているのだ。
自分とは別物として見ている
お客さん的な感じでは、
真に向き合えない。
その問いは
自分のものであり、自分の事なのだ。
そのように have する事により
モチベ不要の情熱が生まれる。
俺はそう解釈した。
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Bの
あいまいさ(ノイズ)への耐性
これについては、
自分事になったなら
とことん向き合わざるを得ないが、
てことは、
自分の中で
答えがあるかも分からんやつを
抱えなきゃならない。
これはつらいことでもある。
恋愛に例えればよく分かるだろう。
「この人で本当にいいの?」ってやつ。
んなもん誰も知らんがな w
お前が見つけ出すんだよ。
でしょ?
結婚したらしたで
よくあるのは、
「この人で本当によかったんだろうか?」
んなもん知らんがなw
お前が決めるんだよ。
こんな、
答えが存在するかもわからない曖昧さに
耐えられるかどうか?
そういうこと。
要は
クソマジメには無理だよってことだね。
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こんな感じで、
答えのない問題を解くのは(AIにはできない)人間だよと、
そして、
教養ってのが、その、
確実でないものに向かう土台になるよと。
かなり自分の言葉に置き換えてるけど
そんな具合の話でした。
ここでシェアした分は
話全体の1/4くらいなんだけど、
ここだけで半日かけてもいいくらいの濃さだったので、まとめました!
では
Bonne journée !! 🥳🌹
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