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私の留学ライフ in Malaysia ⑰ 宿命


マレーシアに留学している日本人たちが必ず直面する宿命がいくつかある。

1つはビザの問題。

国によって学生ビザの期間は3年や5年のところもあるが、マレーシアの留学ビザは1年ごとに更新しなくてはならない。更新中はパスポートを提出してしまうので、旅行にも行けなければ日本に帰ることもできなくなる。時期をしっかりと見極めて手続きをしないと学期休みの時どこにも行けなくなり、1人マレーシアに取り残されることが起こってしまう。手続きには時間とお金がかかり、大きなストレスの1つだ。

2つ目はアテンダンス。

何かというと学校の出欠席のことだ。留学生はアテンダンスが80%を切ると次のビザが発行されなくなる。1学期は多くても14週間なので、風邪などで数回休むと学期の途中で80%を切ってしまったりする。私の学校では、クラスが何週間残っていようと80%を切った瞬間、自動で脅迫メールのようなものが届くようになっている。これが1つのストレスになっている人もいるだろう。

最後はアルバイト問題。

マレーシアでは留学生のアルバイトは基本的に禁止されている。留学生なんて仕送りがあってもお金は無いし、本当は自分でも稼ぎたい。しかしそれができないため、基本的に親の脛をかじるしかない。働けたとしても給料がとても安く、できる仕事も限られてしまう。日本では沢山の外国人留学生がアルバイトをしている。マレーシアでも同じように稼げる世界があったら、また違う留学生活になっていたなと思う。

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