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ランニングシューズのメーカーと選び方|足のタイプ別シューズを紹介

ランニングシューズメーカーは、メジャーなものからマイナーなものまで数多くあります。

その中で自分に合ったシューズをうまく見つけられるよう、メーカーごとの機能性やデザイン性の特徴、目的やシーンでの選び方を紹介します。



健康維持のため、体力作りのため、気分転換のためなど理由は様々ありますが、ランニングは思い立ったら気軽に始められるスポーツです。

今回は、ランニングには欠かせないランニングシューズを探す際に、どんなメーカーから出ているのか種類や選び方について、目的やシーンに沿って紹介します。

代表的なランニングシューズのメーカー

代表的なランニングシューズのメーカー9種類を紹介します。

シューズの選定基準となる特徴もメーカーごとに挙げているのでぜひ参考にしてください。

asics


日本国内のメーカーで、ランニングシューズだけでなくスポーツウェアなどラインナップが豊富です。

中高生の陸上部員に人気なブランドで、練習用や大会用シューズとして定番です。大きな特徴は次のとおりです。

日本人の足に合うように設計されている

日本人特有の、甲高で幅広な足型に合わせて設計されているため履き心地がよく、さらに足幅が4段階用意されていて選択することができます。

様々なレベルに合わせたモデル展開

趣味で走る初心者から本格的な上級者向けまで、幅広いシリーズが展開されています。

また、スピード重視型や距離重視型など目的別にモデル開発されているところもポイントです。

クッション性に優れている

クッション性素材の「ゲル」を代表に、クッション性や安定性に優れ、足への負担が少ないため、初心者ランナーでも挑戦しやすくおすすめです。

mizuno

asicsと同様に日本国内のメーカーで、機能性を重視しており、多くのプロスポーツ選手も使用しています。

軽量ミッドソール素材の開発により、asicsより軽量なモデルが開発されています。

日本人向けに作られているモデル

asicsと同様、日本人の足型にフィットするよう開発されています。

足幅が4段階展開されているので、足幅の広い人や細い人でも自分のサイズに合ったシューズを選択することができます。

クッション性に優れている

独自のクッションシステムを採用しています。

ソール部分には「MIZUNO WAVE」を入れることで、本来は相反する安定性とクッション性を兼ね備えます。

かかと部分は「スムーズライド」で走行時の揺れを軽減し、スムーズな走りができます。さらには、クッション性能の耐久性も実現しています。

また、横に広がりにくい特徴もあり、着地時のパワーを進行方向への蹴り出しのみの反発力に変えるため、長距離を走る手助けをしてくれます。

初めてランニングをする人、初めてハーフマラソン、フルマラソンへ挑む人におすすめです。


adidas

ドイツのメーカーですが、世界中で人気のメーカーで、日本でも多くの人が所有しています。

シューズの足幅は若干狭めですが、最近はワイドモデルも登場しているためさらに人気が出ています。

反発力のある「BOOST」というクッション素材を使っている

「BOOST」と呼ばれるバネのようなクッション素材を使用することで、反発性にも優れ、少ない力で前に進むことができます。

「BOOST」が多く含まれているものとそうでないものがあり、選択できるため、自分の走りに合ったシューズを選べます。

デザインがおしゃれなので普段履きもしやすい

デザイン性が高く、カラーリングも豊富なので、選択幅が広がり人と被りにくいのが特長です。

また、そのデザイン性からランニング時だけでなく、普段使いもできるのが嬉しいポイントです。

PUMA

キャットマークがシンボルのスポーツブランドです。

100mと200mの世界陸上記録を持つウサイン・ボルト選手も愛用していることで有名です。

走るスタイルごとに特徴のあるシューズを作っていてラインナップが豊富

昔から長距離用シューズやスピード用シューズを展開し、カジュアルなランニングや本格的なランナー用など、走るスタイルごとに特徴あるシューズを作っています。

そのため、バリエーションが豊富で、ランナーから高い支持を受けています。

クッション性と反発性を兼ねた素材を使ってシューズを作っている

「イグナイト」と呼ばれる高いクッション性と反発性を兼ね備えたミッドソール素材を採用することで、足の回転を高め、スピードをより速く出す役割をします。

爪先が細いモデルが多い

PUMAのシューズには、ジャパンフィットの日本人に合ったモデルもありますが、比較的外国人向けに作られているため、爪先が細いモデルが多いです。

購入する際は、一度試着することをおすすめします。

PUMAが気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。

NIKE

最新技術を導入し、独自の開発で進化し続けるナイキは、アスリートだけでなく芸能人にもファンが多く、特に若い層に人気のスポーツブランドです。

近年では厚底のランニングシューズを発売し、そのシューズを履いた選手が非公式ながらフルマラソンで記録的なタイムを出したことで、靴底が薄いほどよいという今までの常識を覆したことで話題になりました。

ランニングの目的に合わせたシューズ選びができる

カラーバリエーション以上に種類豊富なランニングシューズが展開されています。

そのため、カジュアルなランニング用や、本格的な大会でのレース用や、足や膝への負担軽減など、ランニングの目的に合わせたシューズ選びができます。

目的別での検索も可能なため、自分に合ったシューズを見つけやすく便利です。

足裏がねじれやすい人にねじれにくくするのを助けてくれる機能を搭載したモデルがある

ランニング中にかかとが内側に倒れ足裏がねじれることで、膝や足首の関節を痛めてしまう人用に、「ルナグライド」が開発されました。

ルナグライドは、かかとの内側を持ち上げるダイナミックサポート機能により、ランニングフォームの矯正と安定した走りをサポートしてくれます。

日本人向けよりは外国人向けの足に合うモデルが多い

外国人向けで横幅が狭いモデルが多いので、特に甲の幅が広めの人は購入時に試着することをおすすめします。


NewBalance

パステルな色合いを使ったシリーズが多く、特に女性に人気のスポーツブランドです。

また、日本人向けに開発されたシューズも多いため、アメリカのメーカーにも関わらず足幅などサイズ感をあまり気にせず履くことができます。

足裏がフラットな構造になっているシューズ

効率よくスピードを維持するために、足の前部と後部の差を4mmにした足裏のフラットな構造になっています。怪我をしにくい点もポイントです。

ソールも薄くシューズが軽い

「FRESH FOAM」や「REVLITE」など機能性の高いミッドソールの開発により、クッション性と耐久性を維持し、さらには軽量化が実現しています。

New Balanceが気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。


BROOKS

アメリカのメーカーで、100年以上もの歴史を持つ老舗ブランドです。

日本ではあまり馴染みのないブランドですが、ランニングシューズに特化しているブランドです。

そのため、高機能な技術と独自の優れたクッション性から人気が高く、多くの人に支持されています。

「BROOKSDNA」というクッショニングシステム搭載

「BROOKSDNA」は、BROOKS独自のクッショニングシステムです。

ランナーの体格や体重、その走行スピードなど履く人に合わせてクッションが変化するため、オーダーメイドのようなクオリティを追求することができます。

着地時の足の角度によるシューズの選択を重視

着地時の足の角度は主に3種類に分けられます。

その角度によって適切なシューズのタイプが設けられています。

足や足首、身体への負担を軽減したり、怪我を防止したりなど、ランニングシューズによってサポートする役割も機能しています。

ON

スイスのメーカーで、元トライアスロン選手が2010年に立ち上げたランニング専門のブランドです。

日本へは2013年に上陸し、ミッドソールの独特な形状や軽さなどから人気の高さを誇っています。

独自開発の「CloudTec」

ON独自開発の凹凸のデザインをした「CloudTec」により、クッション性に優れ、重量も軽く、蹴り出しがよいのが特長です。

靴紐がない「イージー―エントリーシューレースシステム」

靴紐を結ぶ必要がないため、脱ぎ履きが楽です。

また、ランニングや大会の途中で靴紐がほどける心配がありません。


HOKAONEONE

フランスのメーカーで、ブランド名はニュージーランドのマオリ族の言葉に由来し、「さあ、飛ぼう」という意味だそうです。

ミッドソールの分厚さが特徴で、他にはないデザインになっています。

他のランニングシューズに比べて厚底のソール

とても分厚いミッドソールが特徴的で、クッション性を重視した作りになっています。

ストレスフリーに衝撃を吸収する効果があります。

見た目ではわからない軽さもポイントで、特に長距離を走るランナーにおすすめです。

前後に揺れることで推進力がアップする

ゆりかご状のソールで、爪先部分とかかと部分が丸みを帯びた形状になっています。

そのため、自然な体重移動が実現し、推進力がアップする仕組みになっています。

また、安定性にも優れ、正しい足運びをサポートしてくれます。



ランニングシューズの種類


シーン別に合ったランニングシューズを紹介します。

ランニングの経験値や使用目的などによって、適切なシューズの機能性は異なります。

ランニングを始めたばかりの初心者用

初心者には、足の負担にならないよう、衝撃を吸収しやすいクッション性のあるタイプがおすすめです。

クッション性があると、足の疲れが軽減され、怪我の防止にも繋がります。

レースに参戦する人向け

ランニングに慣れてきてレースに出る人は、クッション性よりも筋力など持っているものを引き出してくれるような性能のシューズが向いています。

安定感があり体重移動が滑らかで、地面を蹴り出すときにその力を推進力に変えることのできるような高性能なシューズがおすすめです。

タイムアップを目指している人用

レースに出場経験がありタイムを上げたい人は、さらに反発性のあるモデルがおすすめです。

また、長時間のフルマラソンなどには、通気性がよいとストレスフリーな走りができます。

普段履きにできるモデル

カジュアルなデザインや、普段使いしやすいサイズ感のおしゃれなランニングシューズは、ファッショナブルにタウンユースにできます。

スニーカーブームでもあるので、ランニングにも普段使いにもできるのは嬉しいポイントです。

トレイルランニング用シューズ

アスファルト以外の山道などで走るためのシューズをおすすめします。

トレイルランニング用のシューズは、一般のランニングシューズとは性能が異なります。

1つ目は、靴底です。

トレイルランニングは不安定な道が多いため、足に負担がかからないよう靴底には突起が多く、グリップが効いていて雨で濡れた道でも滑りにくいように工夫が施されています。

2つ目は、爪先部分です。

石などに当たり指先を負傷しないよう硬い作りになっています。

トレイルシューズは生地の伸縮性がないけれど長時間履き続けることが多く、不整地を走るのでシューズと足の間でズレが起こりやすくなります。

シューズと足のズレは長時間の走行に致命的になりかねません。

試し履きは必ずと言ってよいほど必要です。

また、雨が降ると砂利や土がシューズに入る可能性もあるため、完全防水のゴアテックスの生地をおすすめします。

ランニングシューズの選び方のコツ


ランニングシューズを購入する前に把握しておきたいことを紹介します。

実際に購入するときに役立ちます。

足の長さや周囲をきちんと測ってサイズ選びをする

ランニングシューズは、足にぴったり過ぎるサイズだと、爪先やかかとがシューズに当たり、靴擦れなどを引き起こしてしまう場合があります。

シューズを履いたときに、親指が1本ほど入る余裕を持つとよいでしょう。

また、自分の足囲のサイズも把握しておくとよいでしょう。足長だけでなく足囲にもサイズがあります。

特に、海外メーカーのシューズは比較的足囲が狭い作りになっているので、購入する際は足囲のサイズを確認する必要があります。

人によって指の長さが違う

シューズを選ぶにあたり、まず自分の足の形を知ることが大切です。足の形のタイプ別に快適なシューズを選びましょう。

親指が長いエジプト型は、親指部分にゆとりあるシューズを選びましょう。日本人の70~80%がこの型です。

人差し指が長いギリシャ型は、指が圧迫されやすいため、シャープなラインのシューズがおすすめです。

指の長さがほとんど同じのスクエア型は、つま先にゆとりのあるシューズがおすすめです。

どのようなランニングをするかで履くシューズは変わる

ランニングシューズは、カジュアルなランニングから本格的なレースまで目的別に機能が施されています。

購入する前に、まずどのようなランニングをするか検討しましょう。

シューズによって素材や機能、フィット感は変わる

シューズによって備わる機能性は様々です。必ずしも軽量のシューズがすべての人によいわけではありません。

自分の足に合った素材や機能、フィット感を持ったシューズを選びましょう。

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