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ミライドンと共に歩んだ1ヶ月【シティリーグ優勝&ベスト4】【Cl京都完走】

▼初めに

noteでは1年振りとなります。でら@ptcg_dera)です。

本記事は、超いちご杯で使用して準優勝(9-1)シティリーグで使用して優勝、ベスト4CL京都で使用して6-3(完走)となったミライドンexデッキの解説記事となっております。


▼ミライドンexデッキに関して

ミライドンというデッキに関して正直自分は今まで、環境にいるデッキに勝てるほど強いデッキではないという印象がずっとありました。

特性タンデムユニットによる安定感はあるものの、やはりサイドレースに関しては環境デッキに劣り、ジャッジマン雪道で妨害しても相手に回られたらどうにもならない状況でした。「未来の一閃」でテツノカイナexが登場したものの、4エネルギー要求はやはり重く、せっかく育ててごっつぁんプリファイで倒しても、サーナイトギラティナに簡単に倒されてしまいそのまま捲られて負けることが多く、結局いまいちなデッキという評価なままでした。

そんな中、LAICで結果を残したこちらのデッキに注目しました。

妨害札等を抜き、雷エネルギーをたくさん入れ、後攻を取って完全にスピードに特化させたミライドンです。
このデッキは今までのミライドンデッキと比べ、

・タンデムユニット+イキリテイクによる展開力
・1ターン目からエネルギーを広げられるエレキジェネレーターを生かすエネルギー18枚
・テツノカイナの非ルールポケモンに対する大きな圧力を生かすスピード型

等々、ミライドンのポテンシャルを最大限生かせる形であると感じました。
また、レイジングサーフまでの環境は進化デッキ中心の少しゆっくりとしたゲームスピードであったため、このミライドンのスピードがあれば、今の環境デッキにもかなり戦っていけると思い、1週間後に控えたシティリーグに向け、超いちご杯から試していく形になりました。


▼デッキ選択の理由

シティリーグ

今回は初日だったため、s1の最後の方に数を増やしたサーナイトを意識してミライドンを選択しました。が、当日はサーナイトに一回も当たらず、周りはリザードンだらけでした。s1とs2の間にミライドンが各所で少し話題になっていたため、それの影響が既に出ているのかもしれないと感じました。
最近のシティリーグは開催された日のうちにベスト16以上の全デッキが公開されたり、Xやyoutube等で情報がすぐに出回るなどがあり、昔と比べてかなり環境の回りが早いことを実感しました。

CL京都

マスターリーグになってからのCLは今回が初めてだったため、まだ体験したことない対戦数の多さを考えて、あまり頭を使わないデッキで行こうと最初から決めていました。
候補として挙がったのはミライドンと雪ミュウです。
どちらも良いデッキでしたが、リザードンに対する勝ちやすさや、爆発力や練度に期待してミライドンを握りました。
day2に行けたとしたら正直何でもよかったです。


▼デッキリスト解説

超いちご杯&シティリーグにて使用
fVkVfv-IkAWIw-vV1VFk
CL京都にて使用
Xyyp2p-Zl3fVH-yyypMp

・ポケモン

ミライドンex 2
スタートして強いポケモンなので3枚にするか迷いましたが、このデッキはイキリンコを必ず使いたいので、ミライドン3枚目よりイキリンコをサーチする手段を優先しました。

テツノカイナex 2
ミライドンというデッキを大きく前進させたカード。
後1から「ごっつぁんプリファイ」か「フォトンブラスター」を使うことで、最初の番から一気にサイド差を広める主軸のコンセプトなのでサイド落ち考慮とサーナイト用に2枚。

ライチュウV 2
ギラティナVを4枚入れる感覚でライチュウを2枚採用しています。
ライチュウ1だと、イキリンコで巻き込んで使えなくなったり、かと言って場に出すとカウンターキャッチャーで簡単に取られてしまったり、ギラティナ対面でライコウよりも森の封印石を使えるポケモンとして優先的に置きたかったり、世間のライチュウが1枚採用なことで2枚目の存在が奇襲として使えたりなどの理由があり、枠を増やしました。
環境にリザードンやギラティナがいる限り2枚から減らすことはないと思います。

ライコウV 1
少ないエネルギーでそこそこ打点が出る技が使えたり、しゅんそくが使えたり等々、他のポケモンにはない便利な要素を評価して採用しました。
1枚だけの理由はライチュウを優先したからです。
森の封印石をつける要員としてライチュウよりライコウの方が並べたい対面もありますが、2枚使う対面はないと思います。

モココライン 2-2
1体は並べないと後1で走った後のエネルギーが足りなくなるため、サイド落ちケアでこの枚数を採用しました。

サンダー 1(0)
古代未来環境になってから、テツノカイナ、トドロクツキ、テツノブジンのエンテイ等々、HP230ラインのポケモンが一気に増え、これらにはサンダーが入っているかいないかで勝率が大きく変わってしまうため採用しました。
たまに310ラインのポケモンにライチュウの5エネと合わせて使う時もあります。
シティーリーグあたりの環境では、トドロクツキやテツノブジン+エンテイのデッキがまだ一定数存在していたため、採用しました。

ミカルゲ1(0)
CL京都では、エンテイやトドロクツキが数を減らして、レギュ落ち前最後のCLということもあり、ミュウが人気になると予想していたため、サンダーの枠にドラピオンVかミカルゲを採用しようと考えていました。
雪道ミュウと比べ、フュージョンミュウの方が数が多かったため、ドラピオンを採用してもよかったですが、上位に勝ち上がってくるのは雪道ミュウであるという予想があったため、今回はミカルゲにしました。
実際CL京都の8回戦目で雪道ミュウと当たったため、ミカルゲにして「よかったぁ」と思いました。
カビゴンLOのロトムVの特性をなくせるのも評価点です。

ミュウex 1
リスタート、逃げ0、ギラティナ対策等々、ミライドンと相性の良い点がとても多いです。
本当は2枚入れたかったですが、枠の都合上1枚。

イキリンコex 2
1ターン目に必ず使うため、サイド落ちを考慮して2枚です。
相手の対面がわからないと、スタートして1番強いポケモンでもあるため、それがしやすくなるのも良い点でした。
「きあいをいれる」はミライドンだとそこそこ使うので覚えておきましょう。

ネオラントV 1
ハイパーボールが最後ボスを持ってこれる勝ち札になれるため必須のカードです。
ネオラントかミュウどっちを置くか迷った場合はミュウを置いた方がよかったりします。


・グッズ

エレキジェネレーター 4
このデッキが勝てるかどうかは、このカードの機嫌にかかっています。
大会前は4枚に話しかけました。

ここまで来たのに外れたなら運がないと訴える権利があります。(Sejun Park)

頭から離れない

ハイパーボール 4
モココ、ネオラントサーチ、リスタート等々ネストボールやバトルVIPパスに枠を回す理由はなかったため最大枚数作用。

バトルVIPパス 2
ピオニーが少ないデッキのため、ネストボールを入れる理由がなく、この枚数。
ポケモンサーチグッズは最低でも6枚必要だと思います。

あなぬけのヒモ 2
リザードンやミュウ対面で特に重要になるため、ミライドンに入れる入れ替え札としてまずこの2枠は必須です。


・ポケモンのどうぐ

森の封印石 2
ペパーよりのミライドンのため、1ターン目は特にこのカードを頼ります。
イキリンコで引いた先で、どれか足りなかったカードを封印石で補えるのが、安定して強かったです。

大きなお守り 2(1)
様々な対面で強いカードですが、特に種ポケモン同士の対決において、相手にだけお守りやブーストエナジー古代をつけられながらこちらを倒し続けるという動きをされると負けてしまうため、シティリーグでは少し多めに採用しました。

エナジーターボ1(0)
シティリーグ辺りでは、リザードン対面にライチュウでファストチャージをした後に攻めるプランを取っていましたが、それでもエネが足りず、安定して勝てなかったため、このカードを採用しました。
その他にも、お互い硬直した盤面のときにこのカードを使うと、一気に場が強くなる使い方も強かったです。

ブーストエナジー未来 1
主にギラティナ対面で使うためのカードとして採用しました。
キュワワーにごっつぁんプリファイを打った後、ペパーでジェネレーターorモココ用のハイパーボール+ブーストエナジーを持ってくることで、アビスシークをしてきた前のギラティナを一気に倒しやすくなります。
その他にも、ミュウが倒された後の逃げ0ポケモンとして機能出来たり、ビーダル、クレセリアなどをダブルターボを張った状態でも倒せるようになったりなど、便利な点も多いです。


・サポート

ペパー、ピオニー 3-1
ピオニー型にすると、枠が足りなかったり、リソース管理が難しくなってしまったりするため、ペパー寄りにして組みました。
後攻1ターン目は、森の封印石に頼って的確に手札を揃えに行く動きを狙います。
ピオニー型と比べ、森の封印石の権利を2ターン目以降に残すことはほとんどありませんが、この形のミライドンは後一からぶん回し、最後は盤面の強さで勝つデッキなのでVSTARを残すか残さないかの差は殆ど関係ないと感じています。
世間のミライドンと比べ、サポートの枚数が若干少なめですが、後攻特化のミライドンは3、4ターンで試合が終わるデッキなため、4枚で足りていると判断しました。

ボスの司令 2
最後のフィニッシュとして必要になります。最後に1回打てればいいので2枚で足りていると思います。


・エネルギー

雷エネルギー、ダブルターボエネルギー 16-2
雷エネルギーに関しては16が最低枚数だと思います。ダブルターボに枠を回すためにこの配分になりました。
ダブルターボエネルギーがないと、後攻1ターン目に「ごっつぁんプリファイ」を使用するために必ずエレキジェネレーター2枚が必須になってしまいます。しかし、ダブルターボがあればペパーでエレキジェネレーター+森の封印石を持ってきて、エレキジェネレーターで2枚付けば、あとは森の封印石でダブルターボを持ってくるだけという動きができるため、エレキジェネレーターを節約できるかつ手張りで2個分のエネルギーを確実に加速できる点を評価して入れました。
モココやサンダーの逃げエネ、ミュウが技を使うためのエネルギーとして役に立つときもあります。


・スタジアム

ビーチコート3
雪道を割る枠として最低枚数の3枠。
他に入れたいスタジアムはないと思います。


▼不採用カード

入れ替えカート(ポケモンいれかえ)
特に入れ替えカートは、ごっつぁんプリファイで2枚とった後にお守り込みでリザードンexの攻撃を耐えた後、入れ替えカートで回復すると210になり、後でロストスイーパーで割られても耐える点を評価して欲しいと思っていました。しかし、練習していくうちにリザードンに対してのお守りは特別重要なカードではないと分かったり、後手一で前を逃がす手段として、ビーチコートとあなぬけのヒモ合計5枚で十分足りていると感じたため、今回は不採用となりました。

学習装置
ライチュウの2枚目やエナジーターボを採用する前にはこのカードを入れてました。
ギラティナ対面でミュウにつけて0エネでも圧力をかけられるようになったり、ミライドンにつけて実質逃げ0にしたり、エネの要求を楽にしたりと便利な点は様々ありましたが、ライチュウ2枚目を入れてから、必要な場面が少なくなったため不採用となりました。

すごいつりざお
ライチュウの2枚目と迷いました。雷エネルギーを戻すことでエレキジェネレーターでつけやすくなったり、序盤に落としてしまったネオラントやモココを回収できたりと欲しい要素はありましたが、リザードンとギラティナを意識してライチュウ2枚目を優先しました。


▼リザードン+ピジョットデッキ対面の立ち回り

特に気になるであろうこの対面の立ち回りだけ書いておきます
勝率は大体60%くらいだと思ってます。

先にプランを説明しておくと、
後1 エナジーターボ(ここでボス等でサイドを取られたら負け)
後2 あなぬけのヒモ+ごっつぁんプリファイorフォトンブラスター(4-6)
後3 ダイナミックスパーク(2-4)
後4 ボスの司令+ピジョットorロトムvを取る(0-2)
です。
最近後攻を取るリザードンも一定数増えていていますが、その場合はこれらの動きが先行2ターン目が始まります。

理想盤面はこちら

後1 エナジーターボ


あなぬけのヒモ+ごっつぁんプリファイorフォトンブラスター

※あなぬけのヒモを使った時にかがやくリザードンが出てきた場合はごっつぁんプリファイ(もしくはダブルターボ込みアームプレス)で打点を刻みます。リザードン対面は必ず2-2-2を強く意識しましょう。

リザードンexにダイナミックスパーク


ボスの司令+ピジョットorロトムvを取る


ミライドンを使っていてリザードンに勝てずに悩んでいる方、是非エナジーターボをお試しください

▼最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
これからシティリーグを控えている方やミライドン使いの方々の参考になれば嬉しいです。
よろしければXとnoteのフォローといいねをいただけますと幸いです。

質問等がありましたら、でら(@ptcg_dera)のDMに送っていただければと思います。


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