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子ども安全に関する要望を提出した話

提出した要望書の内容

 令和4年の4月に子どもが小学校に入学して、これまで学校や教育行政へ色々と思うことはあったのですが、中でも「子どもの安全」については、最低限の部分すら守られていないと感じたので、練馬区及び学校・PTAに対して、9月に下記のような要望書を提出しました。

練馬区からの回答

そして、学校、PTAで解決できる部分については、順次対応を協議していますが、本日、練馬区側からは下記のような回答がきました。

結果として

 結果としては、従前どおりの対応をする、何も変えないとことと理解しました。特に下記については、残念であり、疑問が残る部分です。

【疑問①】責任主体の明確化について
 地域の防犯は、区、警察、町会や学校、PTAなど皆で協力・連携して行うものと考えます。「ひまわり110番」の実施主体は各実施団体であり、その取組は地域の子供たちの安全を守る手段の一つと考えています。
区は、今後も各実施団体を支援し、連携しながら子供たちの安全管理に努めてまいります。

練馬区からの回答より

「ひまわり110番」の申込書の提出先は「練馬区長」となっているにも関わらず、実施主体は各実施団体と明言されており、実施団体の多くは区内小学校のPTAで構成されており、PTAが責任を負うということなると理解されます。PTA側では、自分達が責任の主体者であるという認識は薄いと思われ、PTAが本当に責任をとれるのかという疑問がの残ります。

【疑問②】個人情報の受渡しについて
(3)実施団体の個人情報管理状況の調査及び業務委託契約締結について
個人情報の管理について各実施団体に注意喚起を行いたいと思います。
事業に関しては、地域の理解と協力をいただき進めてまいります。
(4)個人宅以外の情報の一般公開について
情報の管理者は、各実施団体であり、情報公開の可否についての判断は各実施団体になると考えます。

練馬区からの回答より

「ひまわり110番」の設置の為に収集した、個人情報の管理責任が実施団体にあると明言しているのであれば、当然ながら、区と実施団体はべつ組織なので、第三者提供にあたる部分の問題が残るが、これについては、問題がないという理解なのか疑問が残ります。

【疑問③】各学校における保護者の名札の取扱い状況に関する調査について
学校における名札の取扱いについて教育委員会で調査を実施する予定はありませんが、引き続き、校内における安全管理の徹底を、各学校に働きかけてまいります。

練馬区からの回答より

 名札がどうのいう話しだけではなく、練馬区において、子どもの安全におけるインシデント(重大な事件・事故に発展する可能性を持つ出来事や事件)について、特に調査などする気はないのだろうと受けとめました。これは、いち保護者としては、何かおきてからでないと対応しないというような姿勢に見えて残念と感じました。

最後に

 何か変えることができたのかと言うと、結果何も変わらなかったということなんだとは思いますが、要望書を作成するにあたり、改めて”子どもの安全”について考えることができたのは、個人的には良かったと思います。本件についても、今後も取り組めることがあれば、継続して行きたいと思います。

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