施術テクニックを学びに行くより、解剖学の教科書を一日中にらんでました(笑)
こんにちは。
理学療法士の笹川です。
私は理学療法士として整形外科の
病院や回復期リハビリの病院、さらに
呼吸器リハビリを行ってきた経験があります。
周囲の方からありがたいことに
「ものすごい勉強していますね」
「どこで勉強しているんですか?」
なんていうことをよく聞かれましたが
本当はあまり勉強していたわけでは
ありません。
テクニックのセミナーや勉強会も
理学療法士になりたてにもかかわらず
年に3回ほどしか行っていませんでした。
しかし
臨床上で起こることは施術家として
分からないことが非常に多く悩みました。
その時にしていたのが・・・
解剖学の教科書:プロメテウスと一日中
にらめっこしていたということです。
筋肉の走行や作用は教科書に書かれて
いる以外にも、たくさんの作用が秘められて
います。
内側ハムストリングスは内転筋の
一部でありますし、内転筋も股関節
内旋・伸展動作に関与しています。
教科書だけではわからないことを
徹底的にプロメテウスという解剖図から
痛みがいき起こされる原因を一日中
考えていました。
そんなことを一年半くらい続けて
いると、二年目にして歩いている
様子でどこが機能低下を引き起こして
いるのか、ほとんど分かってしまいます。
「がに股で歩いている人は〇〇と
○〇の筋力低下が生じている」
なんてことが簡単に分かってしまうのです。
一応、本当かどうかも評価するのですが、
もっとも重要なことは、レビュー論文や
エビデンスを鵜呑みにしないということです。
自分で実践してみて結果のあることだけを
患者さんの施術に行っていくだけでも
かなりテクニックは上達していきます。
逆にいつまでも上達しない人は
結果のない施術をいつまでも続けて
います。
本人たちは結果がないということに
気が付いていません。
一日中解剖図を眺めるということが
良いということではありませんが、自分の
目を鍛えるということではいいかもしれないです(^^♪
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