【必見!】これからの再生医療とリハビリの組み合わせ方!
今回はスペシャルライター!加藤さん!再生医療の面白い話です!!!
ではどうぞ↓↓
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はじめまして!理学療法士の加藤諒大(かとうりょうた)と申します。
吉田さんにチャンスを頂き今回記事を書かせていただくことになりました。
よろしくお願いします。
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
僕は北海道の釧路で8年間PTとして働き、脳卒中・脊髄損傷を数多く担当しています。
3年目の時、たまたま
「再生医療をやる」
そう理事長が提案して下さり、運良く、その時の立ち上げメンバーに選ばれました!
それから5年、再生医療に関わってきました。
みなさんは再生医療とリハビリテーションって結びつきますか?
PTは15万人以上いますが、おそらく僕ほど再生医療に関わったことがあるPTは100人もいないのではと自負しております。
すでに札幌医科大学では、脊髄損傷の再生医療が部分的に保険適応となり脳梗塞の治験もすすんでいます。
また、僕が所属する釧路孝仁会記念病院では保険適応外(自費)で行っています。これからどんどんと再生医療が保険内・外でも行われていくことを考慮するとセラピストの必須知識になってきます。
しかし再生医療に関しては専門用語が多く、急に理解することは正直難しいです。そこで、僕が普段患者さんに説明する際に使う言葉で、なるべく簡単に紹介していきたいと思います。
Physio365の読者の方には今回のコラムを読むことで
1.MSCって何なのか
2.リハスタッフが最低限知るべき再生医療の5つの基礎知識
3.再生医療の効果を高めるのはどんなリハか
特にこの3つの情報を理解してもらいたいです。
1.MSCって何だろう?
MSCは間葉系幹細胞です!!
…いや、なんやその難しい漢字の羅列は!!
ということで
MSC = 壊れた細胞の修理屋さん
くらいで覚えておいてください。
ここからたくさん出現します。彼は壊れた細胞の修理屋さんです。
2.リハスタッフが最低限知るべき再生医療の基礎知識
(図:幹細胞の種類など)
上の図にあるように、幹細胞にはいくつか種類があります。
みんな聞いたことがあるiPS細胞、他にES細胞、そして先ほどのMSCというものがあります。
MSCは骨髄や脂肪などからとれます。
今回はこのMSCについて。
特に骨髄と脂肪由来のものに焦点をしぼって進めていきます。
【骨髄由来MSC】
こちらは札幌医科大学で保険適応となっているタイプのものです。
腸骨などから骨髄液を採取します。その後MSCを分離しますが、年齢により減少しやすいのが特徴です。しかし神経細胞へ変化するという報告はこちらの方が多いです。1か月程度前後の期間をかけ1億個に培養してから静脈注射で投与します。
【脂肪由来MSC】
こちらは私が所属する釧路孝仁会記念病院にて自費で行われているタイプのMSCです。脂肪組織の中には毛細血管があります。この毛細血管回りにMSCは豊富です。脂肪組織の中にある幹細胞の数は年齢による減少が生じにくい特徴があり、高齢者でも採取しやすいです。
この幹細胞は他の細胞へ変化することができ、神経にもなることができると言われています。より効果を得るためにおよそ1億個に培養してから静脈注射で投与します。
効果が出るための機序は後述します。
【どのような効果があるか?】
2つの幹細胞の特徴について述べましたが、これらの効果についてお話します。
わかりやすく効果を5つに分類していきます。
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