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膝蓋骨の全て〜機能解剖学、制限因子、モビライゼーションまで〜

今回は「膝蓋骨」に焦点を当てていきます。

・膝の痛みがよくわからない
・膝蓋骨の動きがよくわからない
・実際の現場でどのように膝蓋骨を見ていけばいいの?
・実際の膝蓋骨の治療方法は?

このような悩みがある人はぜひ参考にしてみてください!!




膝蓋骨は「膝の痛み・動きの制限」に非常に関わってくる部位なので、しっかりと頭に入れて現場に臨みましょう!



膝蓋骨のバイオメカニクス

まずは膝蓋骨の動きをチェックしてみましょう。

1frontal rotation:前額面上での内外旋(25〜130°で最大約7°外旋)
2coronary rotation:水平面上での内外旋(25〜115°で最大約11°内旋)
3glide:横方向
4tilt:傾き(屈曲60°で最も後傾。その後、角度増加すると前傾)
5elevation:挙上運動(可動範囲は約1〜2cm)
6depression:下制運動(可動範囲は約8cm)

このあたりは有名ですね。


では実際のイメージとしてどのよういに動くかをチェックしていきます。

挙上運動と下制運動は簡単なので省きます。

膝蓋骨の動きは角度計で測るのは難しいので、全て主観での評価になります。だからこそイメージが大事です。どのように動くかを頭に入れていきましょう。


膝関節屈曲時の膝蓋骨の動き

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