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足関節の機能的な体重支持機構の作り方〜アキレス腱を柔らかくする方法〜

今回は足関節の土台を作りにいきましょう。

以前紹介した通り。

足関節のゴールの1つが「脛骨荷重」に載せることです。

では脛骨荷重にのせることができない人の原因は何か?

1足底腱膜〜アキレス腱の硬さ(heel cordのアンバランス問題)
2距骨下関節の回内・回外制限(アーチ構造の破綻も影響)
3swaybackの姿勢問題

でしたね。

ではこの3つの解決策と解剖学的な視点から深掘りしていきましょう。

今回は的を絞って

足底腱膜〜アキレス腱の硬さ(heel cordのアンバランス問題)

を解決していきましょう。すごく分かりやすく「アキレス腱を柔らかくしよう!」をかなり解剖学的な視点から進めていきます。

うまく脛骨荷重を引き出せると

・ふくらはぎの疲れがなくなる
・ふくらはぎの太さが変わる
・足趾にかかる負担が軽減される
・姿勢が変わる
・歩き方が変わる
・アキレス腱がキレイになる
・しゃがみ込みができる

などのメリットがあります。

ではいきましょう。

足底腱膜〜アキレス腱の硬さ(heel cordのアンバランス問題)

まず足底腱膜とアキレス腱の特徴を見ていきましょう。

足底腱膜は足裏にある膜組織です。
でアキレス腱はふくらはぎにある下腿三頭筋が踵骨につく腱ですね。

この2つが踵骨の傾きを決めます。

アキレス腱が硬い=踵骨は前傾
足底腱膜が硬い=踵骨は後傾
※ちなみに足底腱膜が硬くなって踵骨が後傾すると、運動連鎖が過剰に働くようになります・・・・

します。

脛骨に荷重するためにはどちらかが固すぎて引っ張っている状況をなんとかしたいわけですね。

というわけでアキレス腱を伸ばそう!足底腱膜を伸ばそう!
となるわけですが。

どうやって評価するの?的なものはあまり客観性のあるものはありません。というわけでここでは主観的な評価を使用します。


足底腱膜の機能解剖的特徴とタイトネスの評価

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