ノー夏バテ、ノーライフ
毎年夏が本気出してくると思い出す。
そうだ、私暑いの苦手だったんだ。夏バテしない夏はない。
なのに、うだるような暑さで伸びてしまう感覚がキライでもない。バテないと夏が来た気がしない。
6月生まれの友人が、額につたう汗を拭きながら「あたし6月生まれだから暑いのめっぽう苦手なんだよね」と言っていた。彼女の言い分はこうだ。
「お母さんのお腹の中にいた時に過ごさなかった時期は、守られて過ごした経験がないから苦手になって生まれてくる」らしい。彼女は6月だから、そう7月8月を計算上は知らないってことになる、なるほど。妙に納得。
私の場合は8月真っ只中。計算上は母のお腹の中で、残暑の秋の暑さを経験していない。とは言え当時一番暑そうなのは7月だったから、彼女の説を信じようとすると、きっと私は「バテても死ぬことはない」と母のお腹の中で学んだのかもしれない。
逆に冬についてはこう思っている。
「寒けりゃどんどん重ねて着ればいいから、冬は大丈夫」と。
私のこの持論は万人にとってそうだと思っていた。重ね着すれば、布団何枚も掛ければ済む問題だと思っていた。しかし、振り返ればそれでも「冬の寒さがきらい」と言っていた友人もいて、確かに秋生まれの人もいた気がするのだ。
お腹の中にいなかった時間は苦手。
根拠がないようで、不思議とあてはまる話だ。皆さんはどうだろう。
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