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コントロールリノセウスエルフの戦い方

コントロールリノセウスの戦い方についてまとめました。

● 前置き

前回の内容の延長線です。まだ読んで居ない方は先に読まれて頂けるとよりわかりやすく読めると思います(前記事はこちらから)。重複する内容もありますがご了承ください。
前回同様に
「豪風のリノセウスはリノ」「純真なる弓使い・リノは2リノ
と表記します。
※ 個人的主観が多く入ります。私の書いている事は絶対では無いため他の方の記事や情報を照らし合わせて見ることを推奨します。


● リノセウスについて

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リノセウスとはどのようなカードなのかのおさらいです。深く使用されている方は読み飛ばして頂いても構いません。

▶ プレイ回数について
リノセウスが疾走するには6回プレイ(5回のバウンス)が必要です。進化を全てリノセウスに使えるとすると先行で3枚、後攻で2枚のバウンスカードが必要になります。
ドロー枚数と進化を考慮すると後攻が有利ですが、先にプレイを出来る先行も有利なので先行後攻もおおよそ五分五分になります。

▶ ライフ13点のキルライン
リノセウスは1ターンで6,7,8とダメージを出し20点を削ります。その性質上相手ライフが13点以下になっていなければ14点でも20点でも変わりません。式神ウィッチなどの回復が積まれにくいクラスは13点ラインまで削ることでリーサルを取りやすくする事が出来ますが、妖怪ネクロや自然ドラゴンなど回復が積まれているクラスは顔を詰めるより盤面を優位に立ち回るプレイの方が後半のリノセウスへ繋げやすく勝ちに繋がります。

▶ 手札にないときは?
マリガンでリノセウスが見えていれば戦いのプランが取りやすいですが無い場合ドローを重ねて探しにいく必要があります。コッコロや円陣などでデッキを回すことが理想ですが自然の導きなどのバウンスカードを使用することはなるべく避けていきたいです。4プレイを行いメイをデッキから圧縮することも大事になります。


● キープカードと交換カード

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▶ 共通
リノセウスが見えていれば1枚はキープします。リノセウスが見えている場合自然の導き、機械樹の番人も合わせてセットキープします。
対空射撃ですが先行でキープしてもリノセウスと合わせるには3ターン目からになったり1PP余ってしまうことからマリガンでのキープ優先度は導き、番人より低くなります。

リノセウスが見えていない場合下記の優先度が高い相手を除きドローカードを1枚ほどキープします。(コッコロ、フロートボードマーセナリー、ワンダーコック、円陣・豊穣の季節など)

▶ リノセウス優先度が高い相手
 ・自然ドラゴン
 ・自然ウィッチ
 ・エルフ(ミラーマッチ)

コントロールによる長期戦が難しいデッキに対してはリノセウスを探します。エルフはリノコンorアマツエルフの可能性もあるがデッキ非公開性ではわからないので仕方のない物とします。

▶ リノセウス優先度が低い相手
 ・ロイヤル(リオード)

ロイヤルに関してはマリガンが少し変わります。リノセウスの優先度を下げアリアの旋風やメイを探しにいきます。進化や武装強化をされるとメイで2撃必要になったり横に並んだリオードを旋風でとるためです。

逆にマリガンで返すカードはナテラ関連カード(ナチュラルマナ、荒野の休息)やプライマルギガント、メイなど中盤以降に使用するカードになります。


● 相手にした際の立ち回り

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▶ 共通
リノセウスを相手にした際の基本的な立ち回り方です。

 ・攻撃力3の盤面を作る
進化で上から踏まれないよう攻撃力3以外のフォロワーを作らないようにします。対空射撃等の除去がない場合は盤面に残ることになり顔を詰める事が出来ます。…ですが現在は前環境と違い横に展開し盤面を形成するクラスが多く攻撃力3のフォロワーのみを残すことは難しくリノセウスケアしても長期戦になり不利になります。

 ・中途半端な展開をしない
1,2面の展開はリノセウス+メイなどで簡単に取られてしまいます。盤面を展開する際は3面以上を意識してアリアの旋風などを使わせたい面を作りたいです。

 ・体力5以上の縦に強いフォロワーを出す
メイが切れた終盤などは縦に強いフォロワーをエルフは取りにくいです。確定除去も無いため大型守護は対空射撃+アリアの旋風、2リノなどと組み合わせないと突破は難しいです。

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▶ 式神ウィッチ
アリアの旋風で返せるとはいえクオン連打が有効です。マナリアの偉大なる研究で増やす先はクオンに使います。
中途半端に顔を詰めても回復されてしまい後半戦リソース勝負で勝てなくなります。攻める時は一気に展開をします。クラシカル+狂信者などは守護裏に3/5が立つためエルフ側は処理をしずらい面になります。相手のリノセウスカウントが進んで居ない場合は面の展開でプレッシャーを掛けます。

▶ 妖怪ネクロ
不利な対面になります。アグロプランは回復があり長期戦でもOTKで勝てずギンセツもフルパワーになりにくく盤面を作って顔を詰めていくしかありません。
そのため酒天童子は早い段階に進化を切り5セレス6誓いで盤面を強く作る体制が理想の流れになります。酒天童子に進化を切れない場合はシノブに使うことを考えます。他対面ではシノブのUBが強いですがリノコン相手は効果が薄いです。ドクロオヤジのバフを乗せ攻撃力3フォロワーとシノブの体力を5以上にする事でエルフ側の動きを制限することが出来ます。
レジェンダリースケルトンも有効なフォロワーになります。選択不能な体力5は2枚以上のカードを使用しないとエルフは取れません。ネクロからのOTKは難しいですが禁絶の一撃による10点プランも考えたいです。
リノコン相手で気をつけたいのは自身のボードロックです。リノセウスからのキルを防ぐために一ツ尾狐を展開しても盤面が埋まりアクションが取れず回復とOTKに必要なカードを集める時間を与えてしまうことです。出来るだけ1面は残すようにしたい所です。

▶ 自然ドラゴン(自然ウィッチ)
有利対面になります。リノセウスでの早いOTKは採用率の高い極光の天使でシャットアウト出来てダメージレースで優位にたてます。ガリュウの金龍による守護も強力です。ヴァイディを引けてナテラをある程度回せて後半耐える体制が出来ていれば高い確率で勝てます。
自然ウィッチも同様でリノコンには守護がアイリーネ、番人ぐらいなので簡単に突破することが出来ます。キャルUB+ライリーに対抗する手段もありません。

▶ コンリノ(ミラー)
リノセウスマッチです。このマッチではメイやプライマルギガントはほぼ不要なカードになるためプレイ枚数稼ぎや旋風で対空射撃の的にならないように盤面を作ります。円陣が採用されている場合は1ターンの延命が出来る可能性があるため抱えておくことも考えます。


● 特定カードの使い方

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知っている方も多いと思いますがカードによる小技です。知っているとどこかで役に立つかも…?

・フロートボードマーセナリー
サーチしてくる機械樹をマーセナリーに使い戻すことで1ドローができ次のターンもマーセナリーを出すことで機械樹を更に一枚サーチできます。序盤マーセナリー一枚である程度の動きを確保する事が出来ます。

・純真なる弓使い・リノとアクティブエルフ・メイ
進化時に増える+2PPの扱いですがメイの直接召喚と大きく関わりがあります。メイの直接条件は4プレイ目にカードをプレイした場合のため、2リノの進化時効果やラティカの進化時スペル「大いなる回帰」、ナテラの大樹化のスピリットシャインなどのカード効果で規定プレイ数の達した場合は無効になります。

▶ メイが直接召喚される場合
1PP:2リノプレイ(進化)
2PP:進化効果プレイ枚数(+1)
3PP:進化効果プレイ枚数(+2)
4PP:カードプレイ(メイ直接召喚)

▶ メイが直接召喚されない場合
1PP:カードプレイ
2PP:2リノプレイ(進化)
3PP:進化効果プレイ枚数(+1)
4PP:進化効果プレイ枚数(+2)← 直接条件の条件を満たしていない

・アイリーネとアリアの旋風
アリアの旋風はフェアリーとフェアリーウィスプ以外のフォロワー全て(アリアも含めて)にダメージを与えますが、アイリーネはその効果を回避することが出来ます。進化した際のダメージ無効を利用し一度攻撃して無敵状態になったあとアリアの旋風を打つとダメージを無効にすることが出来ます。


● 実践レポート

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先日グランプリをしていてコンリノで5勝出来たので試合の様子をピックアップし解説します。深夜3時のプレイでかなり怪しい場面も多いですがご了承ください。。

vsネクロ戦

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リノセウスが見えていたのでキープしましたがバウンスカードが見えなく2ターン目の動きもない立ち上がり不安な状態です。

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2ターン目パス、3ターン目円陣をプレイ。カードは集まりましたが盤面押されています。クロスコンビネーションとマナを一枚開き旋風でお茶を濁しましたが次ターンの酒呑童子進化がかなり嫌です。

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はい。
この時最初に考えたのが酒呑童子を倒すかどうかです。ただし倒すとなるとリノセウスに進化が切れず直接召喚したメイあたりを進化して取らないといけません。それはテンポロスが大きく嫌だったので次ターンセレス無い読みでリノ→機械樹→リノ→マナ→メイを当ててリノを進化しターンを返しました。

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持ってるんですよね!!
流石に放置するとライフが持たないので酒呑童子は落とします。
6ターン目:リノ→機械樹→コッコロ→対空メイ戻し酒呑童子当て
セレスは取れないので進化は切りませんでした。

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相手の6ターン目は誓いを打ちレジェスケを機械樹に、雪女をコッコロで止めてセレス顔。ようやく緩んだ相手の手なのでこのターンでリノを回しと手札を循環することにしました。
7ターン目:リノ→導き→休息→ナテラ→ナテラ→プライマル
この時点でリノセウスは4プレイなのでまだ走りません。進化権温存は相手の次のアクションに対応するためです。そして相手の次のターンは…

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強い強い強い。
相手のターン終了時から次の行動を考えてました。まず盤面で負けているので回復は必須。カーバンクル進化と0ナテラの2プレイしたのちUBコッコロをうつ。UBバフをカーバンクルに乗せるかどうかですが、上から取った場合狐が更にあたりギンセツが5/9になり盤面が2つ空くのでレジェスケなどを絡ませられると負けると思いバフ乗せず4/5の狐に当てて盤面を空かなくさせました。
ここまでは確定行動で後は引いてきたカードで考えようと思いました。

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8ターン目:0ナテラ→カーバンクル進化→UBコッコロ→プライマル→円陣
この段階で盤面で出る点数は2(狐)+2(狐)+3(ギンセツ)+3(セレス)の10点で、雪女が絡んでも17点以上なら負けないのですが念を入れて20点まで持ち直しました。

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相手はセレスでコッコロを取りそれ以外は顔に来ました。
手札ではもう回復札も無く盤面放置は無理なので全処理を考えました。2リノのUBが使えるのでそれとメイ3枚で除去を、残ったならリノを当てる方向で進めます。

9ターン目:リノ→導き→UB2リノ→クロスコンビネーション→メイ→→メイ→メイ

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次もギンセツだと非常に辛いです。旋風がまだ2枚あるのでマナから探しに行くと考えてターンエンド。

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ギンセツはおらずなんとアイシャがいました。盤面の残し次第では恐らく負けていました…。トップの対空でリノによるOTKが見え勝利しました。
かなり厳しい戦いでしたが途中ギンセツ展開後のプレイはよく出来たなと思います。


● 終わりに

RAGEまで残りわずかですがコンリノについて理解が深まって頂けたでしょうか。難しいデッキでありますが決定力の強さと回復が多い当デッキはかなりのポテンシャルを秘めていると思います。今から持ち込むのは難しいと思いますが立ち回り方を知っておくことで対策の知識が得られたならば光栄です。

それでは、ご武運を。

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