見出し画像

訪問看護の組織マネジメント

 訪問看護は、労働集約的ビジネスです。そのため、組織マネジメントが重要になります。組織マネジメントとは、組織をスムーズに運営するための手法です。訪問看護管理者の役割としては、特に「ヒト」のマネジメントが重要になります。

 「ヒト」のマネジメントは、採用したスタッフに適切な教育を施し、働きに見合った評価・配置を行い、報酬を与えるという一連のプロセスをさします。 事業所として目指すべきゴールを見据えたうえで、各プロセスを回すことが重要になります。これらは訪問看護の場合、ラダーなどを使用し行います。

 プロセスの中で重要な要素としては、ピーター・ドラッカーさんが提唱した、「目標管理」といわれるものがあります。訪問看護で採用されている目標管理手法は、私が知るところでは「MBO」,「KPI」,「OKR」があります。大学病院のやり方は、「OKR」に近いと思います。訪問看護も組織が安定しているのであれば、OKRが向いているのではないかと思います。

 OKRは、共通の目的のために、協力し合う組織体制を作れるというメリットがあります。そして下記の4つの特徴があります。

① 会社や組織、チームの目標に向けてスタッフ各自が自発的に目標を立て て、具体的なアクションを起こす。 
② 主体性を確保する事で、モチベーションの管理やエンゲージメント(貢献意欲)の管理が行える。
③ 会社組織のビジョン共有と具現化に使える。(抽象度が高いビジョンも、階層ごとに落とし込んだ目標を設定する事で、ビジョンの共有とその達成に向けた体制を構築できる。
④ スタッフにビジョンや理念を示せないと、モチベートできない。

といいつつ、現在私は、「KPI」を使っています(;^ω^)。ですがゆくゆくは、「OKR」を目指したいと考えています。そのための組織作りに、力を注ぎます!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?