すっから短歌
氷食症が治らない。
────────
ぼくたちの鼓動の数は決まってて
どきどきしよう、はやく死ぬため
仄白く夜に伸ばした指先で
わたしを思い出してね、スピカ
破ってもいいよ菓子袋みたいに
ふくらんじゃったきもちも全部
────────
爪が伸びる瞬間、が見たい。
さようなら。
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氷食症が治らない。
────────
ぼくたちの鼓動の数は決まってて
どきどきしよう、はやく死ぬため
仄白く夜に伸ばした指先で
わたしを思い出してね、スピカ
破ってもいいよ菓子袋みたいに
ふくらんじゃったきもちも全部
────────
爪が伸びる瞬間、が見たい。
さようなら。
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