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ゆきの日の短歌


叩きつけるみたいに降ってきた。痛かった。幸せ


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我儘も卑屈も愛もとろかしたスープ、あなたもひとくちどうぞ

不確定をタラレバ使わず信じ合うだけのぼくらは幼子のよに

ご立派な屍衣きょうかたびらを着たままに立ち尽くしては救いを待って

冬が好き。冬が嫌い。でも冬が好き。歌うみたいに握るきみの手


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青にひとさしの赤、でも紫じゃない、あの色はなに?

さようなら。


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