見出し画像

短歌かもしれない


鬱々しやがってよ!わたし!


­­--­­--­­--


あのひとが笑うときだけアイボリー
原色よりもあざやかな毒

夜は更けるぬるい空気を吸い込んで
滔滔駄駄とよるは更けゆく

コンビニで買った炭酸飲料の
結露が落ちる前にいこうか

砂浜に置けば飲み込まれる小指
このまま世界がわたしを食べて

忘却をもってあなたを殺しきろう
やさしい劇薬のみこむみたいに

あと一歩歩いたら死ぬ、から、はやく
むかえにきてよ、端っこまでさ、

敗北のあまやかさに口角あげて
負けたし征服されてあげるよ

永遠と刹那のあいだをたゆたって
ぼくらいつまで手を繋ぐかな


­­--­­--­­--

からだが弱くなってる。さようなら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?