#1 はじまり

「岡山のサッカーチームがJ1行けるかも!」

2016年、J1昇格プレーオフ松本山雅FC戦に勝利した日のイオンモール岡山パブリックビューイングに関するニュースを観た私の心は昂りました。それがファジアーノ岡山との出会いでした。熱気に包まれたアルウィンのファジアーノサポーター、後で知る事になる赤嶺真吾の劇的逆転ゴール、私の知らない世界がそこにはありました。それから2年弱、有馬賢二監督の体制になった2019年に私は本格的にファジアーノ岡山を応援し始める事になります。

とはいえチーム名ぐらいしか知らなかった私はまず選手の名前と顔を覚える所から始めました。しかしまぁ人数の多いこと多いこと…。更に移籍というシステムを全く理解していなかった為、ありとあらゆる媒体から様々な情報を仕入れ頭に叩き込むという膨大な作業の末、開幕前には何とかほぼ全ての選手に監督、コーチまで把握する事が出来ました。と同時にDAZNに加入し家に居ながらでも試合を観る事が出来る環境も整えました。

ここで私にとって最大の難所が立ちはだかります。そう、スタジアムでの観戦です。応援したい気持ちはあるのにいざスタジアムに行くとなるとなかなか足が向きません。「やっぱり敷居が高かったのかなぁ?」などと思いつつ、それでもビビりながらも勇気を振り絞ってチケットを購入し初めてのスタジアム観戦に赴きました。到着して間もなく当初の不安はいい意味で裏切られる事になりました。快晴で芝生のきれいなピッチ、同じように観戦に来た人々の楽しそうな笑顔、スタッフの方々の活き活きとした姿、キックオフ間近になった時のスタジアム全体のボルテージの高さ等そこが如何に素晴らしい空間かという事が私自身の気持ちも昂らせてくれました。試合内容はあまり覚えてませんでしたが(笑)

そこからはそれまでの不安は嘘のようにスタジアムに通いユニフォームやタオルマフラー、様々なグッズに身を包みファジアーノが生活の一部となる迄になりました。更に昨今のSNSの普及によってファジアーノに関するたくさんの情報が入手出来るようになりましたが、自分でも何かしらの発信が出来ればかつての私のようにファジアーノに興味を持ってくれる人が増えるのではと思い今の私ならではの感覚でシーズンレビューを書いてみようと思いました。

専門家ではありませんし他のレビュワー様のような気の利いたものもなかなか書けないかも知れませんが、いちファジアーノ岡山ファンのつぶやきと思って暖かく見守って頂けると幸いです。

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