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絆 〜第5節横浜FC戦〜

前節町田戦でGK梅田透吾が負傷交代、MFステファンムークが退場により1試合の出場停止で迎えたホーム横浜FC戦、開幕戦以来Cスタで観戦してきました。4連勝で首位に立つ強豪相手にどのような試合運びをしていくのか楽しみで仕方ありませんでした。

岡山:4-3-3     スタメン  横浜FC:3-4-2-1

結果は1-1のドロー。スタッツだけで見れば圧倒的に押し込まれた様に見える内容。でもそんな事は感じさせないような試合運びと集中力にこれからの可能性を多く感じたマッチでした。今回は内容よりも現地で感じたものを書いていこうと思います。

●絆

スタジアムでは元ファジアーノの赤嶺真吾さんや椋原健太さんの特命広報大使就任イベントやファジフーズなどたくさんの人で賑わっていました。私もお昼ご飯を調達し着席。その後始まった試合前のウォーミングアップではGK金山隼樹と馬渡洋樹の気合が見て取れるようでした。

そしていよいよキックオフ直前、集合写真を撮っている時にそれは起こりました。スタメンの選手が箱の中から何やらゴソゴソ…それぞれの手には青や黄色のユニフォーム。全て梅田透吾の背番号でした。この展開に会場からは割れんばかりの拍手が起こり、私も熱いものが込み上げてくる感覚でした。自らクラブにレンタル延長を希望してくれた彼の気持ちに多くのファジサポは喜んだ事でしょう。そんな中で前節の怪我、その苦しみを一番分かっているチームメイトとの絆が強く伝わってきた瞬間でした。そしてチームとサポーターとの絆で会場がひとつになった、そんな気がしました。

「このチームなら首位相手でも負ける気がしない」

特に根拠はありませんが試合前にこんな感覚になったのは事実です。

●木村太哉とPK

昨季開幕戦でPKを獲得するプレーを見せた木村太哉、今節で見せたプレーは彼の特徴がよく表れ、更にブラッシュアップされていると感じるものでした。試合を通して切り込みのスピードや方法はもちろんですがまぁ倒れない。倒れそうになるんですが倒れない。何となくですがFC東京の長友佑都のようなフィジカルの強さを感じました。きっと相当な努力と工夫があったんだろうなと思いました。キムタカ推しの奥さんが横で大興奮でしたので(笑)


●横浜FCのサイドチェンジ

これが横浜FCのスタイルなのか、左から右への大きなサイドチェンジが試合を通して多く見受けられたように感じました。もちろんMFイサカゼインという素晴らしい選手がいるのももちろんなのですが、その際ファジアーノの左サイドにスペースが出来ているようにも見えました。あまり詳しくはないので上手くは言えないのですが、そこに対応出来るようであれば攻め込まれる回数も減らせたのかなと。それを抜きにしてもイサカゼイン、めちゃくちゃ上手い選手でした。


●見えた可能性

結果は1-1のドローというものでしたが、私自身はあまり悲観的には捉えなくても良いのではと考えています。勝ち切る力が必要なのはもちろんですが負けないタフさというものも同時に必要になってくると思います。そんな中、終盤は相手の猛攻を凌ぎながらもピッチに立つ選手たちからは「負けない」という気持ちが前面に出ていたように感じました。それを後押しするようなサポーターの手拍子、観戦中にも周囲から悲観的な溜め息が出る事も少なくなってきているなと思った事からもスタジアム全体でポジティブな雰囲気が作られていると感じられました。

まだまだ序盤戦、試合数を追うごとに可能性を見せてくれるファジアーノ。勝ち点を取りこぼす事なく選手・サポーターひっくるめてみんなで成長を続けながらまたやってくる試合に臨んでいきたいと強く思いました。次節はアウェイ大宮戦になります。FW河田やMF矢島を擁する難敵です。現地に行かれる方、DAZNで観戦される方、ココロヒトツニ戦いましょう!!!

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