ピグマリオン効果(Pygmalion effect)

○ピグマリオン効果(教師期待効果)

　教師が生徒にもつ期待に沿う形で生徒が変容していくこと。
他者に関してある期待を形成すると、その他者に対して期待に沿った行動を自身がとる結果、相互作用の中で他者が当初の期待と合致する方向の行動をとるようになる。

○ガラティア効果

　ピグマリオン効果のうち、親や教師が子どもに肯定的な期待を持って接することで、子どもが自己成就すること。

○ゴーレム効果

　ピグマリオン効果のうち、親や教師が子どもに否定的な期待を持って接することで、子どもがよくない方向へ変容すること。

○予言の自己成就(self-fulfilling prophecy)

　ローゼンタール (Rosenthal, R.) が検証した。
自身の期待を現実にしようとし、期待が無意識のうちに行動や態度に反映されることで他者の行動を誘導し、その結果、期待が現実になる現象。

○実験者効果(experimenter bias)

　実験者が自身の仮説が支持されるために、 被験者に特定の反応を期待することで生じる現象。
　実験時の実験者の態度・ 行動が被験者に伝わり、仮説を支持するような被験者の反応が起こりやすくなる。

○光背効果(halo effect)

　1つのよい特徴をもっている人物は、他の特徴も優れていると捉える傾向。
　反対に、1つの悪い特徴で他の側面も劣っていると捉えることもある。