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「正しい」を考える

初めての投稿からすっかり日が開いてしまいました…m(_ _)m
自分のペースで、のびのび進めるnoteにしたいと考えておりますので
ごゆるりとお付き合い頂けましたら幸いです!


まずは改めて…

先日の「はじめましてのご挨拶」の記事に「スキ」やフォローなど
たくさんの反応を頂きましてありがとうございました!
もし未読の方おられましたら、こちらからどうぞ。

noteで記事にしたいことは、思いつく度に下書きで保存(タイトル程度ですが…)しているのですが
いざ書くとなるとこれだいぶ時間が掛かりそう…と後回しにしてしまうことが多く。
今朝思いついた内容は、そこまで長くならずにまとめられそうなのでこうして記事にしてみています。

ここから本題

さて「『正しい』を考える」などと大風呂敷を広げてはみましたが、そこまで大きな話にはなりませんのでご安心ください。
今朝、娘※がYoutubeで見ていた子ども向け動画の話です。
(※IRIAM上では「仔あど」という呼称なのですが、noteユーザーで初読の方にも分かりやすい表現にさせて頂きたく、noteでは一般的な呼称とさせてください)

英語の童謡「5匹の子ザル」

「5匹の子ザル(Five Little Monkeys)」という英語の童謡(Nursery Rhymes)があります。
かいつまんで内容をお伝えすると、「ベッドの上で飛び跳ねて遊んでいた子ザルが次々にベッドから落ち、
そのたびにお医者さんから『もうベッドの上で飛び跳ねてはいけないよ』と指摘される」という曲です。

英語圏では遊び唄に近いようで、色々なタイプのカバーがYouTubeにはありますし、英語教室などで子ども達が覚える歌でもあるらしいので
特にお子さんがいらっしゃる方でしたらご存知の方も多いかもしれませんね。

つい起こりがちなパターン

さて、このエピソードにありがちな光景を補足してみます。
①子ザルがベッドで飛び跳ねて遊んでいる
②ベッドから落ち、ただでさえ痛い目を見ている子ザル。
「何やってるの?!」と親から叱りつけられしょんぼり、親ゲンナリ。
③念のため病院にかかるも「ベッドで跳ねてはダメ」「親御さんもしっかりしつけてください」と注意され、親しょんぼり、子は更にしょんぼり。

②で親が子を叱ったこと、③でお医者さんが親子を叱ったこと。
これは確かに間違いなく「正しい」行為です。
しかしその状況におかれた子どもにとって記憶に残るのは、恐らく「大人が正しかったこと」ではなくて、
「痛かったこと」「叱られたこと」「悲しかったこと」。
アドラー心理学的に言うとすれば「勇気が挫かれた状態」になる可能性もあります。

「正しい」とは何なのか

「正しいこと」は実際に大切です。
不必要な危害を自他問わず与えないためにルールはあります。
しかし、常に正しくいることは誰にとっても難しいです。
天動説が支持されていた時代には、「地動説を唱える者は間違っている」でした。

正しさは時代と共に変化するものであり、歴史の勝者によって過去にも何度も改変されてきたもの。
実は不安定な存在です。
(読者の皆さまにおかれましては、これは「現存する『正しさ』を否定するつもりではないこと」をお含みおき頂ければ幸いです。)

「正しい」よりも大切なこと

では「正しい」ではなく、何を伝えれば良いのか。
私は「正しいと思うものを判断できる力」だと思っています。
子ザル自身が「ベッドで飛び跳ねるのは危ない」と気付いてくれれば良いのです。

それには恐らく、先述の②の時点で気付きます。
実際に痛い目を見れば、本来「命を守るためにこの行為はしない」と動物的に判断が出来るはずなのです。
(それでも繰り返してしまうケースはありますが…その要因には色々な要素があるため、今回は割愛します。)
すなわち、「実は大人が叱る必要はない」ということになります。

「正しい」の代わりに伝えたいこと

では、大人の側に必要とされることは何か。
先述の「正しいと思うものを判断できる力」を育てることだと思います。
親であれば、子の気持ちに寄り添って、信頼関係を育み、正しいものを判断できる力≒勇気を育てる。
そして、本当に危険な時には抑止力になること。

「ベッドから落ちた」という失敗を子ども自身も大人も学びの機会とし、「より正しいもの」に気付くきっかけにするのは、実はそう難しいことではありません。

先述の②の親ザルであれば、感情のまま叱るのではなく「痛かったね」「びっくりしたね」と寄り添い、(必要があればもちろん病院に赴き、)
「どうしたら痛い思いをしないで済んだのか考えてみようね」と子どもと一緒に頭をひねること。
例え病院でお医者さんに叱られたとしても、
親=最も信頼関係が高い相手が寄り添ってくれていれば、子の勇気が挫かれることはないはず。

あとがき

…とまぁ偉そうなことを言いましたが、私も自分の子ども達に対して毎回必ずそれが出来ているのか?と問われるとあまり自信はありません。
実際の子育てはイレギュラーなケースがごまんとあり、親の側に余裕(気持ち、時間、機会…などのリソース)が無いことも多々あるからです。
でも、頭の隅にほんの少しでもあったら、やっぱり行動は変わります。

一人でも多くの人が「勇気」を持って生きられる世界になれたら、俯く誰かを減らすことができるんじゃないかな…と思っています。

あと冒頭で「そこまで長くならずに」と言ったのに、開けてみたら原稿用紙5枚半強…すみませんm(_ _)m
分かりやすく簡潔にまとめることは今後の課題とさせて頂きます…m(_ _)m

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

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