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Obsidianでタスクログを管理したい

更新履歴

  • 📅 2023-06-01

    • 公開

  • 📅 2023-06-05

    • 更新

  • 📅 2023-07-17

    • 「Ver.2:コールアウトの活用」を追記


概要

元々、Logseq で Block Reference を駆使したタスクログを作成していたが、Obsidian の思想とは合わなかったので、新たにタスクログを取るシステムを構築する。

また、アプリ独自の機能を駆使し過ぎると、アプリを移動した時に読めなくなってしまうので、「ローカルのMarkdownファイルをベースにしている」ことを活かして、将来的に Obsidian から別アプリに移っても、元ファイルを参照すればログが読めるような状態を目指す。


Logseq では Block Embed によって美しく表示されていたはずのページが、Obsidian に移った途端、全く判読できないただのゴミページと化してしまった一例

Ver.1 :Header Embed (手動)

単一タスクの場合

タスク(プロジェクト)のページを作って、ログは基本的にそのページに書く。
後の Embed を見据えて、日付には Header を付けておく。

daily jounal に、タスクページの該当日の Embed を載せる。

プロジェクトの場合

ログはプロジェクトページに集約する。
将来的に、別のアプリに移行した場合でも、とりあえず、プロジェクトページだけ見れば、ログの原本が残っているからである。

まずは、プロジェクトページにログを記載する。
この際、後で Embed することを想定して、日付とタスク名を Header にしておく。

続けて、タスクページに、プロジェクトページのログを Embed する。この際は、タスク名のHeaderレベルで Embed すると良いのではないか。

最後に、Daily Journal のページに、ログを Embed する。
この際は、日付の Header レベルで Embed すると、以降の同日の記載は全て自動的に反映されるので、抜け漏れが生じにくくなるかと。


Ver.2:Calloutの活用

Obsidian内で、唯一 Callout だけが、Backlinks を含む Query で全文表示されることを利用したログ記載方法。

具体的には、プロジェクトページに、callout 形式でログを残す。
この時、タイトルを[[日付]]にしておくことで、daily note の Backlinks に表示される。
更に、その下に[[タスク名]]を入れておくことで、タスクページの Backlinks にもログが表示される。

表示形式
Daily note の Backlinks に問題無く表示される。
(Daily note 全体は見せられないので、抜粋で表示)
タスクページの Backlinks にも表示される。

良い点

  • Backlinks に自動的に表示されるので、自分で Embed する手間が無い。

  • Callout であれば、デフォルトで「開」状態と「閉」状態を指定できる。

  • 元々は Blockquote なので、.md ファイルを直接開いても十分に判読できる。

気になった点

  • Blockquote 形式に依存するので、文章が長くなったり、入れ子(ログの中に、引用を含めるなど)しようとすると、整形に手間が掛かる。

  • この方略が利用できるのは純正の Callout のみ。Community Plugin である admonition は、codeblockを元に作成されており、記載されているリンクが拾われないので、利用できない(プラグインページで議論されているが、Obsidian自体の仕様なのでどうしようも無いとのこと)。


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