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主体性って。

ショックを受けた話。

 先日、起業系のセミナーに参加してきました。怪しい商材を売られるようなところではありません。(完全な偏見です、すみません)

 起業に関心のある若者向けの勉強会で20代が多く、大学生や高校生もいました。

 熱心な参加者の意欲に僕も励まされました。現実ばっかり見てないで、やりたいことを思い描くのは大切だなあと。


 ただ、セミナーの話はそんなに目新しくも面白くもなかったですね。それは今の僕のニーズと今回の情報が合わなかっただけかな。誰も悪くありません。


 何よりも衝撃を受けたのは、セミナー終わってからの話。

 起業に関していろいろ話を聞いていたとき、高校生の参加者から驚くような言葉が出てきました。



「これからは主体性が求められるから…」

(だから主体性を身につけて頑張っていきたいという文脈)



 彼は起業に関する活動や情報収集をしていて、とても熱心で、きっと真面目な子なんだと思います。

 彼自身ではなく、「主体性」を求める教育や社会に対して、何とも言えない苦々しい気持ちになりました。


(求められて主体性を身につけるって何やねん)

(口に出した瞬間矛盾してるやん)



 最初は大人に言われて始めて、後から面白さに気づいて主体的に動く。という話なら分かる。

 ただ、彼の口から出た「主体性」は彼の内側から湧き出しているようには見えなかった。



 そういえば、ボランティア活動を単位取得の必須項目に入れている大学も聞いたことがある。決まったボランティア先が大学から紹介されるそうだ。

 学生はまずは単位のため、学校が提供するボランティア先から選んで活動する。

 ボランティアって一応、日本語に訳すと自発性なんですけどね。

 就活の上でも「主体性」は大切らしい。

 僕は大学生の頃、インターン・就活をしていないので「主体性」を求められた経験がない。

 求められる主体性って一体何なんだろう。

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