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読書感想文

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読んだ本について、考えたことを書きました。
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#差別

「差別はいけない」とみんな言うけれど 綿野恵太(3)

「差別はいけない」とみんな言うけれど 綿野恵太(3)

前々回、前回に引き続き、「『差別はいけない』とみんないうけれど。」の紹介をしていこう。

 改めてこの本の目的を大筋を確認すると、現代において多くの人は「差別はいけない」と思っているけれど、なかなか差別は無くならない。むしろ、差別を無くそうと活動している人に対して何となくモヤモヤしたり、反発感を覚えたりすることもある。そこには差別されている少数の弱者が優遇され、大多数の人たちが割りを食っているよう

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「差別はいけない」とみんな言うけれど。 綿野恵太(2)

「差別はいけない」とみんな言うけれど。 綿野恵太(2)

前回の「差別はいけない」とみんないうけれど。の紹介の続き。

 まず前回の振り返りから。本書のテーマは、「『差別をなくそうとする人』に反対する考え方を理解すること」だった。
 その際のポイントは、ほとんどの人が「差別は良くない」と思っているのに、差別を無くそうとする人たちにモヤモヤすることがあること。そして、「差別をなくそうとする人=反差別の人」に反対するのは、このモヤモヤが大きくなった「お前たち

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「差別はいけない」とみんないうけれど。 綿野恵太

「差別はいけない」とみんないうけれど。 綿野恵太

 準備運動が必要な本がある。綿野恵太による「『差別はいけない』とみんないうけれど。」が出版されたのは2019年の夏。当時ちょっと目を通したけれど、しっくりこなくて読むのをやめてしまった。

 あれから2年、何だか読めそうな気がして、手に取った。内容はだいたい飲み込めたと思う。きっと準備運動が済んでいたから。

 この本は、色んな人の理論(ピース)を並び替えて整理している。だからピース自体を知ってい

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