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自分にとってちょうどいい「食事のことば」を手に入れるワークショップ

こんにちは!おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。寝ても覚めても「ちょうどいい普段ごはん」のことを考えています。

1. 月に2回「食育のワークショップ」やってます。

月に2回、「日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン」を上野のROUTE BOOKSで開催しています。

7月は上野とは別に、品川のとある施設の利用者さん向けのワークショップを開催させていただきました。15名のみなさんの忌憚のない「食事へのはてな?」がたくさん出てきてワクワクしちゃいました。

私のワークショップでは、参加者のみなさんがそれぞれ「日常の食事のことを自分の声で言葉で話してみる」ということを大切にしています。ワークショップの目的は「知識を正解を得ること」ではなく、日頃の食生活に自分自身が「これってどうなんだろう?」と問いを立て・自分の体と向き合うことを大切にしてもらいます。

2. ちょうどいいの発見は「日常の食事」素直に話してみること

実践栄養学に基づいた、、とお伝えはしていますが、実際に栄養学の話をするのは10分だけ!

日常の食事って、あんがい「思ってること、感じていることを素直に話す」という機会も場面もあんまりありません。人は「食事の場面」においてはだれでも「体の力が抜ける」んです。で、その話を気軽にした日には、、

「そんなもん食べたら太るよ」

「体に良くないよ」

みたいなdisりの言葉が返ってくることリスクのほうが高いように感じています。だから当たり障りのない話しかできない。安心して話せる場面ってなかなかないと感じています。

3. 心が生きるための食事・身体が生きるための食事

食事の話をする時に必要なことが1点だけあります。食事の目的は2つあるということです。

①心が生きるための食事:美味しい、嬉しい、楽しい

②身体が生きるための食事:必要な栄養が摂れる!

この2つです。食事のことを考える時「今、どっちの目的なのか」を区別することがとっても重要です。

ジャンクと言われているもの、ハイカロリーと言われているもの、そういうものは①が目的ですね。目的があるんだからそれはそれで食べればいい!んです。食べちゃいけない食品なんてありません「愉しく食べればいい」。

で、この①を安心して愉しむためにも②の身体が生きるための食事のこともちょっと気にかけてみるといいなと思います。

お伝えするのは「どっちも大事にしてほしい」ということです。

4. どんな食べ物でも身体に悪い

「こういうのを食べるといいよ」「こういうのを食べちゃだめだよ」という情報で溢れているわけですが、たかはしの調べによると「どんな食品でも、ポジティブとネガティブの両面を持っている」とお伝えしています。

だれもが普通に食べているような食品でさえ、誰かにとって身体の不調を招く食品はたくさんあります。

すべての人にとって完全にいい食品なんて存在しません。人によって身体は違う!のです。同じ食品でも、その人の体質によっても、体調によっても、季節によっても変わってきます。そして、それが合ってるかどうか?はもはや「自分自身でしかわからない」です。

5. なにをどれくらい食べたらちょうどいいのか?」を自分で探す

「自分のちょうどいい食事」をどうやって見つけたらいいのさ?の旅に出ていただくためにあるのが栄養学。これはインプットではなく、アウトプットの役割を果たします。大事なのは知識ではなく、自分自身の身体センサーを働かせること!です。

ワークショップの参加者は、専門家から普段食事作りをしない方まで様々です。知識量に差はありますが、大事なのは「自分が日常の食事について何をどう感じているか?」を言葉にすること!この一点に尽きます。

6.食事について思うこと感じることの全てに理由がある

ワークショップは、参加者の皆さんから出てきた疑問や感じていることをヒントに様々な対話をしていきます。

ここで大事なのは、どんなに些細でくだらないように見える言葉にも必ず意味がある、理由がある!ということ。これを大切に、大切に、大切にしてほしい。なんでそう思うか、感じるか?科学的な根拠も交えながら分かち合っていきます。

それぞれが常日頃に感じている「なにか」はとても大切な宝物です。

7.  まずはお腹いっぱいおやさい料理食べてみよう

「ちょうどいいを見つけよう」の根幹を支えるのが「野菜の確保」なのですが、そもそもお腹いっぱいナットクがいく野菜の料理をとる経験をしたことがない方が圧倒的に多い!サラダではない、おやさい料理!

おやさい料理研究所では、1つの野菜で1つのレシピ!現在130レシピをクックパッドで公開しています。

ワークショップでは、せっかく話したんなら「味わう」「食べる」経験までしていただきたくて食事をご用意しています。

ご自分でどれくら食べるとちょうどいいかな?ってそれぞれハカリで量ります。

8. 自分の体のセンサーを育てていく

「何をどれくらい食べたいか?」は知識を横において、「自分の身体に置くこと」です。実際にはミスリードすることもよくあるんですけど、それでも「自分で選ぶ」ために、味わう体験もお持ち帰りいただきます。

9. ワークショップにいらっしゃいませ

このnote 毎回、ワークショップやってます!とお伝えしていますが。ほんとめっちゃ面白くてお役立ちなので、いろんなものに脅かされないでのびのび自分らしい食生活に自信を持って送るためにも、自信がある人はもっと自信を持つためにも参加してみませんか?というお誘いです。

参加された方々の呼吸が深くなって、元気にお帰りになられる姿が見られるのが私にとっての何よりもの楽しみだったりします。

気になる方もPeatixのグループをフォローしてくださいね。

わたしたちの「食べる」の向こうにいろんな世界がつながっています。

この#note は、 #週1note マガジンに参加して週に1度、たかはしの活動のサイドストーリーをお伝しています。第三期からは月曜日更新になりました!他のみなさんのnoteもチェキしてみてくださいね。


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