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マリー・クワント展がよかった!ので書いておく。

2022年1月25日(水)に駆け込みで「マリー・クワント展@Bunkamuraミュージアム」に行ってきました。これはもう大学院の木原先生のおすすめ!によりました。が、行ってみたらめちゃくちゃ良かったので備忘録として書いておきます。

私とマリー・クワント

若かりし頃、就職して初めて出会った化粧品がマリー・クワントのコスメティックでした(まぁ、いろいろあるんだが)。あとは、マリークワントのデイジー型の鏡が可愛かったのを思い出します。

マリー・クワントのファッション革命

少し前に、東京都現代美術館の「ディオール展」にも行ったのだが、ディオールのオートクチュールにたいして、こちらはファッションの大衆化の歴史がみられて期待を超えてめちゃくちゃ面白かったです。(ファッションもアートもただの素人ですが、文化史的にも貴重と思ったのだ)

この展示で知ったのは、ファッションの大量生産と自由化の波を起こしたのはこの人だった!ということころ。

ミニスカート、ジャージードレス、カラータイツ、パンツスタイル、スキニーリブセーター、ホットパンツ、PVC素材、鮮やかなカラー配色etc, … 普通の女性が日常の中で自分自身のためにオシャレをする、自由に組み合わせ、自分で洋服を作る(型紙が販売されていた)、というムーブメントを起こした人なのですね。思い起こせば、ホットパンツブームはあったわー、私は小学生だったけど母に作ってもらったわーということも思い出しました。

これは、デザインだけでなく世界中にこのムーブメントを広げた仕組みも面白くて、プロダクトはライセンス販売にして生産はそれぞれのメーカーに委ねたり、洋服は型紙つきの本を販売したりとしていたところ。良いデザインは、人のクリエイティビティを刺激するしその役割を果たしたのがマリー・クワントだったことを知った今ここでございました。

狭く限られていた世界で大事にされていたものが、こうして広く広く浸透していくという潮流はいろんなところで起こっていて今も進んでいると感じますが、ファッションはこのお方が牽引してきたことを改めて知った次第。

マリー・クワントと映画

この展覧会で気がついたのだが、マリー・クワントさんご自身は1950年代から活躍されていて今は一線から退かれているもののご存命で御歳92歳!!

そうやってちょこちょこ調べていたら、マリー・クワントの功績がイギリス国内でも若い人は知らないそうで映画が作られているそうです。Bunkamuraでの上映はすでに終わっているのですが、国内での上映館もちらほら。これはみたいなぁ。。

同じ頃、セントラル・セント・マーチンズでファッションを学んでいる娘から、彼女のことを知らない生徒がたくさんいると聞き、女性のため、そしてファッションのために貢献してきた彼女のドキュメンタリー映画の必要性をさらに実感して。手遅れになる前に、現在92歳のマリー・クワントを知っている人たちから、全ての話を聞いておこう、そうすれば、彼女の遺産は映画の中で生き続けることができると思ったんです。
(サディ・フロスト:映画『マリー・クワント スゥインギング・ロンドンの伝説』監督)

こんな記事も発見!ご本人は出られていませんが、日本にはよく訪れていらっしゃったようです。そして、関係者の方々も歳をとられても溌剌とされていますね。

書いている時点で最終日まであと3日なのですが、気になる方はぜひいらしてみてください。そして、感想をどこかで教えていただけたら嬉しいです。

そういえば、東急本店が間も無く閉店

お隣の東急本店は、この1月31日で閉店。帰りに気がついてほとんど入ったことがなかった店内に入って、上のジュンク堂から見てこの日はあまりにも寒くて指あり手袋が欲しくて思わずセールで購入。最後の東急本店でのお買い物になりました。




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