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ピラティスをどこから語るか

こんにちは。STUDIO RのKeikoです
ピラティスに関するセミナーやワークショップ
勉強会などを開催してきたなかで
ここにきて、あれ?なんか学び方変わってきたな。
と感じることが増えました

カラダの機能的なこと、基礎的な解剖、運動に関する
テーマを題材にすると参加者が難しがるのです。
なにを「むずかしい」と感じるのでしょうか

ピラティスを始めて受けた時に感じた
「むずかしい」との違いはあるのでしょうか

人は物事を学習するときに段階があります

学習段階

最初は「認知段階」
• 与えられたタスクを理解しようとする
• どんな結果がいいのか考えている
• 捉えようと努力している

次は「連合段階」
• 試行錯誤を始める
• こうか、あ~かと効率を考える
• 褒められると失敗する

そして「自動化段階」
• タスクを習得した状態
• 潜在学習による調整ができる

ピラティスを習得するまではこの学習段階が
わかりやすいのです

“You will feel better in ten sessions, look better in twenty sessions, and have a completely new body in thirty sessions.”

Joseph Pilates

とジョセフ・ピラティス氏が言っていたことが理解できます

さて、最初に戻りますが
セミナーやワークショップで行う基礎的な解剖、運動学、
機能的な使い方などを学ぼうとすると
同じ学習段階通りにはならないようです


ピラティスを習うとき教える時の違い

教えるようになると「経験学習」という過程が
課せられるのです
ピラティスを教える経験を通して
たくさんの事に気がつきます、間違ったり、
失敗することもあります
「自分の教え方の個性を知ることです」
足りていないものにいきなり手を出す必要はありません

自分がどんなことができて、どんなことが苦手でを把握します
そして何をしたら失敗や間違いが減るのかを見直します

このとき、参加するセミナーは自分に適しているのか
まずは、自分の経験と問題点を明確にしておきます
そうでなければ、「むずかしい」「実践で活かせない」
という結果が見えてしまいます

適したセミナーを受講することで
今度は今までしてきた経験ともっと実践的な経験を
重ねていくことができます

じゃあ、難しそうなセミナーには参加してはいけないのか?
身の丈に合っていないのか?

必ずしもそうではありません、参加を決めたら
自分自身の経験や問題点を明確にしたことを元に
質問を準備することです。
どんな内容でもよいです、恥ずかしいことではありません
何かを与えられるのを聞くのではなく
自分で何かを得る過程が大切になります

お客様の体の問題点については
よく質問を受けますが
意外と経験学習の中のインストラクター自身についての
相談や質問は少ないのです

私が開催するセミナーやワークショップは
「むずかしい」という声が比較的多いです😅
内容を簡単にすべきかと、考えることもありますが
もしかしたらこの経験学習の段階をサポートできたら
案外、むずかしさがなくなるような気がしています