ICF資格と ”コーチング技術” の関係について考えてみた

コーチ同士で話していると、

資格ってぶっちゃけどうなん?いる?

って話、一度はなったことありますよね?

僕も何度もなってるし、その度に

ん〜……集客につながるかは別みたいだけどね〜

とか言って、はぐらかしてます笑

この「資格」って、実際のところどうなんでしょうね?

このnoteでは、先日、コーチ仲間との

資格を持ってることと、技術が高い、コーチングが上手いは、証明にはならないよね〜
自分の技術は、どうやってアピールすればいいんだろうね〜

という雑談をきっかけに、

資格は、上手い下手と直接イコールではないけど、なんの意味もないかというとそうでもない

と思うに至ったので、それについてまとめたいと思います。

ICF資格=運転免許とすると

ICFのコーチング資格を、日常的に馴染みのある運転免許に例えて考えてみると、

ICF資格 = コーチングという車を運転していいよ免許

なるほど、、

であれば、免許持ってる人全員が運転が上手いかというと、そんなことないですね。

運転のプロであるタクシーの運転手さんでさえ、人によっては、運転が荒いとかもあります(慣れすぎてて、逆に超スピード早いとか…)

自動車免許は、運転技術を保証するものでなく

交通ルールを理解しています
それに準じた運転ができます

という、交通ルールという原理原則への理解と、ルールを守れるという技術保証であって

・運転がうまい
・道をよく知ってる

といったような、技術を保証するものではありません。

ICFのコーチング資格も同じような位置づけだと解釈したら、まぁ上手い下手とは別の次元と考えるほうがいいかもしれない気がしてきました。

あと、集客にあんまりつながらないのもそりゃそうですよね

「二種免許持ってます、ゴールドです!」

が、タクシー会社の集客にはならないもの。笑

ICF資格=原理原則を守る意思表明?

コーチングにおける「交通ルール」は、今のところICFが定める ”倫理規定” になってきますよね、たぶん。

だとすると、ICFがコーチングの運転免許を発行するのもわかるし、それを持ってないよりは、持ってるほうが良いような気もするし、

資格を保持していることが

わたしは、原理原則を守ってコーチングを提供します、その意志があります!

という表明になりそうです。

実際の車の運転と違って、ICF資格がなくてもコーチングという車を運転して公道を走れてしまう現状はありますが、

交通ルールを守ります、守れます!

という 、当たり前といえば当たり前だけど、当たり前に大切なことを、当たり前に厳守する意思表明をしているコーチのほうが、安心感があるのは当たり前なのかもしれません。。

ちなみに、資格ランクを、上の解釈に当てはめて整理すると、、

ICF会員 = 交通ルール学びました、守ります
ACC       = 普通免許
PCC       = 二種免許(タクシーOKなやつ)
MCC      = 教習所の先生

こんな感じでしょうか。

タクシーの例を持ち出すとしたら、PCCでさえ、本質的には技術の証明にはならない、ってなっちゃいますが笑

実際のところ、普通自動車免許の人より、タクシーの運転手さんのほうが運転はうまいと思うので、そこまで厳密に考える必要はないのかな〜、とも思うし、

僕はPCCの試験内容も合格ラインも知らないので、個人の思考遊びの域を出ないことも自覚してます(※決して資格取得を無駄と言ったり、批判したい意図はありません)

上手くなりたいなら、 上手くなるための練習が必要

繰り返しますが、

いまのコーチング界は、運転免許がなくてもコーチングという車を公道で走らせることができちゃう状態です。

ね、先輩コーチたちが業界の未来を憂う気持ちもちょっとわかりますね笑

ブラックジャックみたいな

免許は持ってないけど、めちゃくちゃ技術あります!

みたいな人もいるにはいるんでしょうけど、

運転が上手ければ、免許持ってなくても公道走っていいの?に対する答えは、まさに「倫理」の問題な気がします。

それから、ICF認定スクールならまだしも、民間のスクールが独自に設定したコーチング資格も、どこまで「交通ルールを守れる」と保証できるのか、保証していいのかは微妙n…ごにょごにょ。。


もう一つ、大切だなと思うのは、

技術を磨くには、公道をたくさん走らなきゃいけないし、練習するにしても、より現場に即した実践的な練習をする必要があるんじゃないか

ってことですね。

免許取り立ての人より、運転しなれた人のほうがドライブも快適じゃないですか?

その人たちは、走ってきた距離が違うし、その積み重ねた距離は、決して教習所内をぐるぐる回って稼いだ走行距離じゃないはず。

どんなセッションでも、100時間やれば見えてくるものがあるとは思いますが、100時間セッションさえすればなんでもいいってわけじゃないと思うんですよ。

言葉遊びでごめんなさい、でも、本気でそう思ってます。

僕は去年の半年で、のべ120名以上の方とセッションさせてもらいましたが、

・毎回、アンケートに協力してもらって
・あのときどうすればよかったのか、また同じような場面がきたらどうすればいいかを検討して、
・どうしても答えが出なかったら先輩に聞いて回って、
・スクールの講義でも質問して、
・それをまた別の機会で試して、フィードバックもらって、、

みたいなことを、全部の回、愚直に繰り返しました。

相互セッションしてくれる人を待ってるだけじゃなく、すでにクライアントさんを持って活動されてるコーチの方に、TwitterでDM送って「勉強したいので相互セッションさせてください。フィードバックください!」って、連絡しまくってました。

公道を走るための、コーチングの原理原則、倫理規定を学んだあとも、上手くなりたいなら上手くなるための練習が必要だと思います。

認定資格をとるためだけの「ガールズバー施策」になってないか、要注意です。


結論、 どうすれば上手くなれると思っているのか?

実際にコーチングを提供すること

だと思います。笑 

いやもう、これしかない、これに勝るものはない、たぶん。笑


けど、そうは簡単にいかないので、学べる場所やコミュニティに入るのも大事だと思います。

例えば、

1. コーチングクリニックPRO

毎回、実際のセッションを教材にして、現場で何が起こったり起こらなかったりしてるのか、起こすにはどんな手立てがあるのかを、教えてもらったり、シェアしあったり、議論したりしてます。

先生に、自分の経験ベースでもなんでも質問できるのがとても有り難いです。


それから、

2. 相互セッションをアップデート

してみるのもいいんじゃないかと考えてます。

具体的には、こちら↓↓

『コチ研』が音頭を取って、実験してみようと思ってるのですが、

「新しい相互セッション」では、通常の相互セッションとは異なり、実際にきちんと契約(守秘義務、継続、有料)を交わします。

双方で話し合い、お互い同額と設定すれば、金銭的負担はゼロになりますが、

クライアントは、コーチにお金を払っているし、コーチは、クライアントからお金をもらっている

この関係を作ることで、より実践的で責任感のある練習環境が作れるのではないかと思っています。

実験に協力してくれる若手コーチを募集しています。

もし興味を持ってくださった方、このnoteを読んで「おれは上手くなりたいぞ!!」と熱くなった方、

ぜひ『コチ研』までご連絡ください(詳しくは前出のnote参照)

おわりに

ここまでの話は、全部「資格は、僕にとってどんなものだろうか…?」から始めた思考遊びなので、

何かを断定したり、判断したり、批判したりしたいものではないとご理解いただけると嬉しいです(資格は無駄じゃないです!むしろ、めっちゃ大事!)

といいつつ…

もし、このnoteがきっかけで、皆さまの思考が進んだり「資格もええな〜」って思ってくれる方がいたら、とても嬉しかったりはします。笑


ちなみに、本文とは関係ありませんが「スキ!」を押してもらえると、ランダムで僕が好きな名言が出るようにしてみました。

このnoteを面白い!と感じてくれた方は、ぜひ「スキ!」をお願いいたします。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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