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モチベーションって?

こんにちは。
PHR事業開発部の加藤です。
業務では、医療機関向けのAIを用いた診断支援サービスのインフラ周りからAIの導入、モジュール等の開発、それらに伴う関係各所との調整や運用全般と幅広く担当させてもらっています。

最近は技術的な投稿が続いてたので、ちょっと脱線して、私が最近読んだ本と読んでる本について、ざっくりとした内容の説明と感じたことなんかを書こうかなと思います。

最近読んだ本

最近読んだのは、青砥瑞人さんが書かれた「BRAIN DRIVEN」です。本の内容をざっくり書くと、モチベーション、ストレス、クリエイティビティについて、神経科学の観点から脳でなにが起きているのかが丁寧に書かれています。専門用語とか脳の構造の話が出てくるので、ちょっと小難しいとこもありますが、イラストが豊富で理解しやすかったです。

モチベーションって?

では、早速ですが、本題です。
「モチベーション」をGoogle先生で検索した結果では、

人が何かをする際の動機づけや目的意識。

というような定義を教えてもらいましたが、脳内ではもう少し複雑な動きをしているみたいです。詳細な解説は長くなりすぎて書けませんので本に任せるとして、大きく分けて以下の3つの流れを踏むようです。
 1. 特定のものが私たちの脳に刺激を与える
 2. 刺激に反応して、脳がやる気になる
 3. 脳がやる気になっていることを認識する

上の3番目の状態が、神経科学的にはモチベーションというみたいです。1番目の刺激のことは、この本ではモチベーターと定義されていました。2番目は、モチベーターが脳に到達することで脳内の神経細胞が反応したり、神経伝達物質(ドーパミンとか)が出るなどの脳内の変化です。その変化を認識した状態が3番目の状態=モチベーションですね。
モチベーターで一番わかりやすいのは"お金"ですかね。ただ、これは外的存在か内側のものかは関係ないそうで、記憶などもモチベーターになり得るそうです。

どんなものが脳を刺激するのか

人がどんなものを刺激=モチベーターとして捉えるかは、その人の直観や好き嫌い、価値観、記憶などが関係するようで、これはもう人それぞれと書いてありました。私の例で言うと、マーベルシリーズの映画を観るたび、英語学習に対するモチベージョンが高まるような感覚があったので、英語学習に対するモチベーターの一つはマーベルシリーズのヒーローたちだったということになります。

モチベーションを維持するには

話の流れからすると、自分自身のモチベーターを見つけることが大事ではあるのですが、それに加えて"生活リズムの安定"と"心理的安全状態の確保"も重要なようです。体調が悪い状態や強い不安がある状態では、なにか新しいものにトライしたり、継続的になしかをし続ける気持ちにはなりにくいということですね。

ストレスとクリエイティビティについて

ストレスとクリエイティビティについても、モチベーションと同じくらい丁寧に説明されており、面白い内容でした。ただ、ここで説明しだすと長くなりすぎるので、興味のある方はぜひ本のほうを読んでみてください。私の所感としては、ストレス(とその対処方法)はチームのマネジメントなんかに、クリエイティビティはシステムの設計とかコーディングなんかで生かせそうで、エンジニアの仕事にも役立つTipsが多くあったと思います。

まとめ

今回は、私が読んだ「BRAIN DRIVEN」の内容とちょっとした所感を書かせていただきました。ほとんど触りの部分しか紹介できていないので、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください!エンジニアは常に新しい技術を学んでいく必要があると思いますので、今回読んだ本の内容を参考にしてモチベーションを維持しながら、自分のなかの技術知識を常にアップデートしていきたいですね。

今読んでいる本

いまは、「影響力の武器」という本を読んでいます。まだ読み始めたばかりではありますが、"知覚のコントラスト"、"返報性の原理"、"コミットメントと一貫性"など、すでに強力な原理とそれらに基づくテクニックが解説されていて、とても面白いと思いながら、その強力さに少し恐怖も覚えています。こちらの本の内容も仕事に活用できそうなので、良い方向で活用していきたいです。

P.S.

見出しとしてアップした星空の写真は、先日自分で撮ってきた写真になります。写真も趣味のひとつで、夜中の2時に家を出たり、極寒のなか長時間外にいて写真を撮ったりすることもざらです。この「寒かろうが、眠かろうが、きれいな景色の写真を撮りたい!」というモチベーションが、人それぞれの部分なのだと思います。