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台湾紀行 3日目①

 もう1年くらい前の話になるが、人生初の一人海外として、2泊3日の旅程で台湾に行ってきたので、備忘録もかねて旅行記を書いた。この記事では3日目の前半の動きをまとめているので、少しでも見ていただけたら嬉しいところです。(2日目後半の記事はこちら) なお、本記事は書きかけて半年以上放置していたので、だいぶ忘れているところもあり記述が薄いところもあるが承知願いたい。

台北最後の朝

 6時過ぎに起床。軽くシャワー浴びて朝食を食べに街に出る。
 外を歩いていたら地元のおっさんに中国語で話しかけられた。「中国語分からん」と英語で言うと困惑した表情でどっか行ったが、うまく現地に溶け込めていたということか。

高麗菜の饅頭
高麗菜とはキャベツ
豆漿と油条
油条は中華風揚げパン
飯糰(ファントァン)
台湾式おにぎり

 高麗菜の饅頭はちょっとしょっぱいキャベツが具で美味しい。油条は豆漿に付けて食べる。豆漿のほんのりした甘さが油条の脂っぽさを打ち消してていいね。飯糰は油条、卵焼き、豚肉、肉鬆(桜でんぶの肉版みたいなやつ)をもち米で包んだ台湾式おにぎり。八角の香りや具が独特だが、食べ応えがあって美味しいね。

故宮博物院へ

 しばらく街歩きをしたあと、台湾の有名な博物館の故宮博物院に行くことにした。
 MRT淡水信義線で士林駅まで行き、そこからバスに乗るとたどり着けるよみたい。どのバスに乗ればいいか分からなかったから観光客っぽい人が並んでいるところで待つ。なんとか故宮博物院に行くっぽいバスに乗れたが、降りるところ間違えて博物院の先にある女子高に着いてしまった。

故宮博物院と女子高の間にある公園
先住民の文化を主題にしているようだ
故宮博物院の正面玄関

 中華風の門の先にあるお城のような建物。これが故宮博物院である。建物や周りの背景から中華文明を感じる。

故宮博物院

入口

 受付を済ませて見学。正面玄関に人は全然いなかったのに、中はそれなりに混んでた。
 中に展示されているのは主に清朝時代の芸術品などの文物。博物館としての雰囲気は日本とあまり変わらない。説明文は中国語と英語が基本的に併記されていて、時々日本語がある。繁体字と英文を見れば、専門的な内容以外はおおよその理解はできる。追加料金を払えば日本語の音声ガイドを付けられるみたい。
 以下では展示物の一部を紹介。

 ちなみに、故宮博物院で一番有名な展示物である翠玉白菜は、別の博物館で展示しているようで本物を見ることができなかった。残念。

台湾彰化県の美術館に貸し出し中だった

 清朝時代をはじめとして歴代の中華帝国の遺品を多数見る。その歴史の長さや芸術レベルの高さには感服するばかり。
 そういえばここに展示されているものは、国共内戦時に蒋介石政権が北京から持ち出したものらしい。しばしば「国家の威信をかけて台湾に避難させた」と言われるけど、歴代王朝の後継として、中華文明を受け継ぐ中華民国の正統性に関わるからだな。
 じっくり見るなら最低半日必要なところだが、午後には台北でどうしても行きたい場所があるので2時間半ほどで退館。速足で見たり白菜が見られなかったりとちょっと消化不良なので、また訪れたい。


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