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ご無沙汰しております、「休み」という概念は幼稚園の時に捨てたイケダです。(いや、休んではおりますよ)

 7月あたりから職域接種や集団PCR検査などでかなりバタバタしており、なかなか投稿ができずにおりました。と、言い訳からお届けいたします今回は、「職域接種」を行った感想を簡単に記載させて頂きます。

 先日、厚労省より3回目の接種が発表になり、3回目の職域接種の実施も決まりました。

厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_booster.html

 皆さんは1回目、2回目の接種はどちらで受けましたでしょうか?中には会社の職域接種、ご家族の会社の職域接種にて受けた方もいるのではないでしょうか。


【職域接種とは】

 職域接種とは、簡単に言いますと、「国が企業に対して、接種したい人と場所とワクチンを打ってくれる医療機関をそろえれば、ワクチンを渡すから、打ってください。」のような感じです。もちろん「地域の負担軽減」や「接種の加速化」などの目的がありますので、こんなラフな言い方をすると怒られてしまいますが、企業が調整や運営、全ての実務を行いますので、実施する企業にとっては、とても大変なことなのです。

 職域をコンサル、サポートする業態も出てきており、企業の負担は大きく軽減するのでしょうが、十分に検討しないと、中にはとんでもなく高い費用が掛かるケースがあるようなので、ご注意ください。

 しかし、そうしたサポートを使わずとも、さすが会社やそこで働く人々。しっかりと円滑に運営するのですから、さすがです。

【医療機関として】

 当院がご依頼を受けた企業様は、2企業様で、計2,200名(×2回)ほど。その各企業様がホストとなり、系列会社や連携企業などの社員・その家族の予約から接種までを調整するのですが、当院は、その中で「問診」「接種」を基本として担当致しました。(うち1企業様は場所の提供も)

 しかし、企業にしてみてれば、そうした医療面以外の予約や受付、書類の処理などのすべてを実施しなければならないのです。予約枠や当日の流れなどの運用面においても、簡単にポンとできるわけではありません。

 当院としてもご依頼を受けた以上は、医療面を担当するだけでなく職域接種自体をしっかりと成功させるべく関わらせて頂きたく、そこで

カリスマの出番でございます。

企業のご担当者様と話し合いやメール、電話のやり取りを重ね、コーディネートや助言をさせて頂いたわけです。

 とはいえ、実際には、2企業様どちらにおいても、担当の方のプランニングや当日実務にあたった方々の行動力により、また、接種を円滑に行うための当院への全面的ご協力があり、成功したものでした。

本当にありがとうございました。


【職域接種を通じて得たもの】

 まず、1つは、大きな企業で働く方々の姿勢です。先にも述べましたが、計画建てや細部までの確認、成功させる為の動きや思い、そういった姿勢です。社会人として当然と言えば当然ですが、大企業のそれを見た感じです。

 何百人といる社員の中でも、職域接種の担当者は数名で、当日の運営も数名加わるほどで全てを進めていきます。会社全体に関わることですし、感染拡大予防と言う責任もあり、プレッシャーもあったのではないかと思います。ましてや健康面に関わる医療的なことですので、多少なりとも不安も覚えたことでしょう。

 これまで行ったことのない医療的な分野にも関わらず、確実に着実に進めていく姿に、「大企業と仕事をさせて頂いている」、私が何をしたというわけではないのですが、そんな錯覚じみた感覚にもなり、そして同時に、しっかりサポートさせて頂きたい、そんな気持ちに駆られました。

 医療法人でもBtoBの仕事はたくさんありますが、これまでのそれとは少し違う動きだったので、正直、楽しいとさえ思ってしまいました。新鮮さは仕事の活力を生みますね。

 そして、そうした企業様やそこで働く方々とのご縁を頂けたことが、この職域接種で得た一番のことなのだと思っております。

 その後も当院を、企業として、個人としてご利用いただいたり、これまでの連携に加えてお互いの顔が見えるようになったり、と、様々な関りが増えたことや太くなったことを、とても嬉しく思っております。
 
 そして4月には、新たな企業様も含め、3回目の職域接種もご用命頂き、各企業ご担当者様との準備が始まったところでございます。3回目もしっかりサポートさせて頂きます。

【何事にも感謝を忘れてはいけません】

 もし、会社の職域接種でワクチン打ったと言う方がおりましたら、担当者さんの苦労を知って頂き、感謝の気持ちを少しでも持って頂ければと、ささやかに願います。

「あー、うちの会社、職域やったから、そこで打ったー。自治体だとなかなか予約取れなかったみたいだし、会社がやってくれてよかったよー」

ダメダメェ、そんな感覚ぅ!そこにはたくさんの方の様々な努力や苦労があったからできたのです!

 私の大好きないドラマ「救命病棟24時 第2シリーズ」内にて、馬場先生が「おれの婆ちゃんが良く言っていたよ」と、こんなことを言います。

ワシが、ワシがの「が」を捨てて、おかげ、おかげの「げ」で生きろ

と。「げ」ってなんですか?と看護師に突っ込まれ、終わるシーンとなっており、「げ」の意味は最後まで分からなかったのですが、つまるところ、謙虚に、そして感謝を忘れてはいけないよ ってことだと思うのですが。とにかく、感覚的には良い言葉です。

救命病棟24時 第2シリーズ


私の感想ばかりを長々とお話してしましましたが、お付き合い頂きまして、誠にありがとうございます。

本日は「げ」で生きろ。そういうお話でした。


 

 


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