2024年6月の園だより
◯カメムシのはなし
お誕生会での出来事です。みんなで作った給食を食べていると、美味しい匂いに惹かれたのかお客さんが現れました。カメムシさんです。窓の内側にひっついていました。カメムシを見つけた子どもたち、嫌がるのかなと思ったら「あっ、カメムシだ!」と喜んで話しかけたり、息を吹きかけたりしていました。そしてその後は「うちにはカメムシさん、何匹いるよ」とか、「下条には10匹もいたよ」、「うちにはもっとたくさんいたよ」と競い合っていました。みんなカメムシが好きなんだなと感心しました。
◯すべてのいのちは神さまが造られた
キリスト教保育では人も虫も草花もすべてのいのちが神さまに造られたのだと信じてひとつひとつのいのちと向き合うことを大切にします。こどもたちはお散歩や園庭で見つけた小さな虫や草花のいのちの輝きに触れて感動し、美しい、かっこ良い、触り心地が良い、トゲトゲして痛いなどさまざまなことを感じます。
◯虫が触れた!
最初は虫が苦手だったこどもも、お友だちが触っているのを見ると少しずつ興味が出てきます。そして前は触ることができなかった虫に触れるようになると、「触れたよ」と喜び、自信がついたような表情をします。もちろん最後まで虫が苦手な子がいても良いのです。私の苦手なこの虫も神さまが造られたいのちなんだということを感じ取ってくれることを願っています。
◯虫を家に持ち帰ってくる…
虫が好きになると今度は家に持って帰ってくるので、虫が苦手な保護者の皆さんは大変ですよね。私も息子が幼稚園に通っていた頃、カブトムシの幼虫をもらってきて孵化させましたが息子は怖がって触れず親が飼育しました。夜中にブーブーいいながら虫かごから脱走したカブトムシを怯えながら捕まえてかごに戻したのは良い思い出です。その時には大変だったことも良い思い出として残る、こともあります。そうじゃないこともありますが笑 でもいずれにせよ今しかできない経験と思っていただければ幸いです。
園長 寒河江 健
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