見出し画像

My Brown Lip Collection

カラーの個性をコクとぬくもりで包む、ブラウンベースのリップ。ブラウンから感じるそれぞれのカラーの印象は穏やかに、洒落感や季節感を濃くしてくれる深み。

秋っぽさはあるけれど、個人的にはあれこれバランス取って年中連れたいブラウンリップ。混ざったカラーや質感を使い分けてこなれたいものです。

オレンジブラウンやテラコッタついては書いてきた気がするので今回は、柔らかさが使いやすい「×BEIGE」色っぽさ滲む「×RED」極みの「×BROWN」モードな強さの「×PURPLE」
4色に分けて8本のリップをご紹介させて(ほぼ自分のための備忘録と愛を語らせて)いただきます♡

ラインナップはこちらの8本。

並べるとブラウンから逸れて見える…?
いいんです、個人的にブラウンリップとして愛でている子たちです。

それでは、思う存分語らせていただきます📙🤎

※ 参考までに、青木のパーソナルカラーは【1st イエベ秋】【2nd イエベ春】です。
個人的な血色感の感じ方や、メイクバランスの話もしています。


🍯 BEIGE × BROWN

ベージュだけだと血色感や印象に欠ける部分をブラウンの深みが補い、ブラウンのコクをそっと緩和してくれるバランスが使いやすいベージュ×ブラウンのリップ。
リップに求めるのは "顔が盛れるかどうか" というわたしは、ベージュやイエローなど明るめリップでは物足りなくて。(お洒落で好きですけどね!まだ使いこなせてません…)ブラウンが混ざることで顔がハッキリするし大人っぽさも足せるので、ナチュラルな深みが心地良く使えます。

◼️ SUQQU - JUHI

マットリップだけどシアーで柔らかい質感とうるおいがちゃんと残るところが、乾燥肌のわたしにとって嬉しいSUQQU。
樹皮はその名の通りウッドっぽいカラーですが(「檜皮色」というヒノキの樹皮の色が一番近い気がします)、唇の色を生かしつつ乗ってくれる淡い色合いと透け感のおかげで、ブラウンリップの中ではとても使いやすいカラーではないかな、と。

◼️ SUQQU
シアーマットリップスティック/ 06 樹皮

熟したようなティーブラウンは重ねて色づきそれは樹々が経た時代の投影。唇の赤みを生かすほのかに透ける穏やかなマット感と軽やかな質感。

甘みを感じるような蜜っぽいカラーと自然なツヤ。重ね塗りして色濃くなるシアーさ。マットリップとありますが重くならないカラーとテクスチャなので、どんなメイクにもそっと寄り添うように使えます。
他のリップとの重ね塗りもできるところも好き。鮮やかなリップの彩度を落としたいときも丁度良いです。

Photo by yorozu

この日は夕方の湖での撮影だったので、同じくSUQQU[ モイスチャーリッチリップスティック / 119 夕凪 ]も重ねています。(名前的に絶対使いたかった。笑)
撮影のときやアイメイクが明るめのときは夕凪のようなリラックスカラーだけでは顔が物足りないので、樹皮のような柔らかい深みを持ったリップはありがたーい。


◼️ Celvoke - Brick Brown

ブリックブラウンに混ざるのはやや鮮やかなベージュ、だと個人的には思っています。オレンジほど彩度は高くないけれどちゃんと血色感を守るくらいの。
湿度的なじんわりウェットさが新鮮で、マットながらもなめらかで程よいツヤ。リップクリーム感覚で使えるリップです。

◼️ Celvoke
リベレイティッドマットリップス / 04 ブリックブラウン

ブラウンのコクと体温を感じる赤み、湿度的な濡れ感が新しいセミマット。夏の余韻が漂う残照のように暖かで、少しレトロな彩が濃くなる季節の色。

アライヴ(=活発)な深み、と公式が謳っていますが、出してみるとわかるウェット感。マットは密着度の部分に掛かっていると思っています。
ミルクが混ざったような明るめで軽めのブラウン。ざっと言うとオレンジブラウンにも近いので、イエベのわたしには日常に馴染むカラーです。

Photo by shino

ブラックコーデに濃い色リップも好きだけどこの時期はまだ秋の入り口だったので、軽やかな素材のブラックコーデと軽やかなブラウンカラー。このコレクションはしっかり密着してくれるので 馴染みカラーでも "塗っている感" がちゃんと出せるのがお気に入りです。


🍒 RED × BROWN

無条件で色っぽいレッド。ブラウンに混ざることで湿度感たっぷりに、更に大人っぽい品や知性も加えられる気がするのでとっても好きなカラーです。
鮮やかなレッドも好きだけどわたしが着けるとなんだかちょっと品がなくなるというか…メンタル的な着け心地がよろしくないので、"赤リップ" と言えどブラウン混ざりの明彩度が低いのが条件だったりして。


◼️ Yves Saint Laurent - LIMITLESS CINNABAR

さらりとした質感とベルベッドのような豊かな発色。見た目もリッチなyslは持っているだけでテンションが上がります。それも大事。スモーキーなブラウンをベースカラーに "可愛い寄り" のレッド混ざりが新鮮。

◼️ Yves Saint Laurent
ルージュピュールクチュール ザ スリム ベルベッドラディカル / 314 リミットレス シナバー

内に湿を抱えた、さらりスフレマットな質感と、紅潮したような豊かな発色。ぬくもり感×モードが新鮮なスモーキーブラウンが映える洗練系ヌードカラー。

真紅というよりレッドにピンクやベージュを混ぜたような、複雑な "可愛い寄りレッド" 。スモーキーなブラウンがベースなので、可愛いだけじゃなくモードに仕上がるところに格好良さや洗練さを感じられます。
「大人のかわいげ」、使いこなしたいよネ。

Photo by Yoh

赤リップを差したいとき、でも真紅じゃ派手すぎたりピンクじゃ可愛すぎたり、かといってブラウンに近いとまとまりすぎたり重たすぎたり…なんてときに絶妙に丁度良いリミットレスシナバー。
手に出したときよりも、少し濃いめ暗めに唇に乗ります。唇ゲキヨワ敏感肌のわたしには少し荒れやすくて、コンディション良いときじゃないと使えないのが辛い…。泣


◼️ SUQQU - KOIKURUMI

個人的に「ベーシックな赤リップ」くらいのテンションで使いまくっています、濃胡桃。なめらかな質感、綺麗な色の残り方、うるおい感…リップとしても秀逸ですがカラーも無条件で盛れます、大好き。

◼️ SUQQU
シアーマットリップスティック / 07 濃胡桃

季節の深まりが楽しみになる濃厚なウォルナットブラウン。質感の余白、混ざり込んだ赤の色っぽさと知的さも堪能できる、大人な秋冬の彩り。

赤に期待する色っぽさや熱っぽさ、ブラウンの良さであるシックさやハンサムさ。掛け合いのバランスの良さというか、欲張りにどちらも兼ね備えているのが手持ちリップの中では濃胡桃だと思っています。(だいぶ焦ったい言い回し…でも本当に絶妙!)

Photo by A.Inoue

ちゃんと色を乗せないとメイクが飛んでしまうスタジオ撮影でも、しっかり主張してくれる存在感。明るくなっても下品じゃないのが本当に好き。
こういうバチっと決めたい撮影でも使いたいし、メイクに悩んだときもなんとなくまとめてくれる相性の良さ。頼りにしています。


◼️ M・A・C - DGAF

強くなりがちなディープトーンのブラウンリップだけど、滲む赤みと艶っぽさでセンシュアルな雰囲気でつけられるカラーが魅力。これくらいの深みがあると赤混ざりでも落ち着いて、でも強めにつけられるので気分的にも年齢的にも今、旬です。

◼️ M•A•C
ラブミーリップスティック / DGAF

ブラウンにおいては赤が混ざることで感じる温度感と女らしさは比例。深みと艶がそれを助長して、強いや季節感だけで済まさないディープレッドブラウン。

ブラウンリップとしてちゃんとカテゴライズできるほどブラウンの割合が高くて、滲むように赤が見つかるDGAF。深みと艶、強さと女性らしさ、どちらも叶うので実はアイメイクとのバランスも取りやすいカラーです。

Photo by misaki

ブラックコーデでも悪目立ちしないカラー。あまりにも彩度のコントラストが強いとわたしには浮いてしまうように見えるので、DGAFは本当に理想の "強い赤" 。ブラウンリップだけど、これは理想の赤です。


🥥 BROWN × BROWN

ここにきてシンプルに、ブラウン。質感や明度で表情が変わること、シンプルにブラウンだからこそ如実にわかるので楽しいです。
イエベ秋=ブラウンのイメージは強いけれど、イエベ秋でも実は手懐けるのが難しいブラウン。(個人的にかもしれませんが…)でも大好きなブラウンならではのたっぷりの温もり、ハンサムさ、コク、レトロ感。試行錯誤して味わいつつ、楽しんでいきたいです。


◼️ Celvoke - Copper Brown

チラつくゴールドパールが愛おしいブラウン。コッパーの部分はこのパールやツヤの質感に掛かっていると思っています。ブランド愛ですが、実は迷いに迷ってこのコレクションの最後に買ったのがこのコッパーブラウン。結果、一番使っています。

◼️ Celvoke
リベレイティッドマットリップス / 05 コッパーブラウン

コッパーを更に深く、熟れたような色にまで深く。色の重みを緩和する質感とほのめくパールも包括して、コッパー=銅そのものに従順な解釈かもしれない。

コッパーで想像するようなオレンジや赤みではなく、カラーは純にブラウン。繊細なゴールドパールと艶筋がブラウンの重みを柔らかくしてくれるような、ただでさえお洒落なブラウンにもう一癖、みたいな捻り。愛。

ブラウンカラーだけど、極端に血色が消えるとか奇抜になるとか失敗が少ないコッパーブラウン。大好きな秋服に季節感と洒落感プラスしてくれるのでさ更に大好き。このコレクションはマスクに付かない、とまではいかなくても色落ちが綺麗なところも好きです。


◼️ M・A・C - PHOTO

セピア、チョコレート、ジンジャー…例えずとも "ブラウン" を想起すると紐づく色です。「イエベ秋 リップ」で検索すると大抵出てきますが、あまりにブラウンなので使い方がわからなくて。満を持して迎えました。

◼️ M•A•C
リップスティック / フォト

例えずとも「ブラウン」を想起すると紐付く色。スパイシーなニュアンスと穏やかさ、赤や黄に寄らない秋色は確かな存在感をもってトーンを深めていく。

手持ちの中では一番 "ちゃんと" ブラウン。赤みや黄みの混ざりもなく、パールが入っているわけでもない、ただただ純度の高いブラウンです。「フォト」という名前は褪せたセピア写真からきてるのかな、と勝手に解釈しています。

Photo by Ryosuke

どんなメイクもセピア調…というと聞こえは良いですが、イエベ秋のわたしですら血色は消えます。生粋のイエベ秋さんなら使いこなせるかもしれませんが、個人的にはちょっと血色感があった方が盛れるので。
わたしはチークレス派なので目元に赤みを入れておけば解決しました。こういう加減が少しわかってきたのでやっと使えます。


🍇 PURPLE × BROWN

ムラサキとブラウン、相容れなさそう・使いにくそうなカラーだと思いきや。実はモードに格好良く装いたいなら一択だったりして。
ブラウンメイクにムラサキのラインやマスカラを足すメイクはクラシカルなまま洒落ることができるので元々好きでしたが、リップにダークパープル混ざりでヴィラン気取るのもいいものです。


◼️ M・A・C - ANTIQUE VELVET

M•A•C
マットリップスティック / アンティークベルベット

珈琲豆のようなこっくり深いブラウン。滲むように混ざる紫が効いて、ただのダークブラウンに終わらないモードな色っぽさ。芯の強さを具現化した色。

ブラウンの温かみをピリッと締めるエッジィさが魅力のダークカラー。アンティークって名前がつく色、ハズレがないと思っています。濃密な発色なので地唇の色関係なく、見たままのカラーを楽しめるところも好き。

Photo by misaki

ヴィランやりたいならアンティークベルベット一択。唇の強さに負けないように、全体的にしっかりメイクするバランスが好みなので必然的に強めの仕上がり。気分までマレフィセント(実写版)です。
ぐっと引き締まる感じがするので意外とカジュアルな服に合わせても良い。今年は潔く白Teeに差したいな。


🧺 𓂃 Brown Lip Collection

冬の終わりに改めて惚れ直すわたしのブラウンたち。

ブラウンは秋冬だけ、なんて言いません、言えません。
なんせブラウン混ざりのリップカラーが一番盛れるオータムの民 ✌︎♡ これからの陽が長い季節にこそ、その色の良さを味わって、質感にファッションを締めてもらって、深みに洒落度を頼る気満々です。

春の足取り軽い気分のままグロスを重ねるのも、夏の喧騒に合わせてオレンジやゴールドに振るのも大好き。何にせよ、季節を共に過ごす基軸に今年もブラウンですわたしはきっと。
マスクの頻度減るのも楽しみだね。

真新しい揺らぎの季節に、拠り所的ベースカラー。
わたしにとってはブラウンでした。


📙🤎


2023.3  Yuu Aoki

青木 由宇
北海道・札幌  / 映る人と書く人とスープカレー屋さん。
▶︎【 Instagram


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?