【体験記】DELE B2を受験して

久しぶりの体験記です!

ついにDELEの試験を受けてきました。
DELEとは、Diplomas de Español como Lengua Extranjeraの略で、スペイン語の4技能を測る試験です。A1(易しい)からC2(難しい)の6つの段階に分かれています。それぞれの難易度はホームページを見ると分かると思います。

https://examenes.cervantes.es/es/dele/preparar-prueba

私は2月の頭に、スペイン語を頑張るモチベを上げるために、4月の試験でB2に受かることを目標としていました。
ヴルカヌスのプログラムで通っていた語学学校ではB1ちょっとしか到達しなかったので、自分で文法事項やボキャブラリーを補い、スペイン語学習チャレンジとして強制的にスペイン語を勉強することを心がけていました。

しかし、日本に帰ってきてから思うように勉強が進まず、特にここ数日YouTubeの沼にハマり、前日は全くスペイン語に触れず、一回も試験本番の形式で解いたことがないまま本番に突入することになりました。聴解に至っては、試験日の行きの電車の中で試験形式を知りました。

試験は長丁場でした。
8:30集合、12:45に口頭以外の試験が終わり、間を挟んで16:30ごろから口頭の試験をやりました。


読解(70分)

問題文を読んで正解の選択肢を選ぶもの、文章を読んでテーブルを埋めるもの、文章の穴埋め、文法問題でした。
最初に解き始めた文法問題は初見でした。こんなのあるんだ、へー、みたいな感じで解いていました。文章は何かの物語の引用文で、文法事項は接続法過去の用法までしっかり入っていました。
その後、戻って文章を読んでいるときに、頭にスラスラ入ってきて我ながら驚きました。脳の負担感としては、単語の難しい英語の文章を読んでいるような感じです。文法が特に難しいと感じたことはなかったです。


聴解(40分)

かなり酷い出来でした。音声が小さいのもあるかもしれませんが、耳の左から右へ音が流れていって、何を言っているのか分からないことが多かったです。特に4つめの問題は、携帯電話についての紹介文が6つ流れるのですが、どれも似たように聞こえてちんぷんかんぷんでした。
全ての問題で2回繰り返されるのはありがたかったですが。


作文(80分)

一つ目は音声を聞いた後、問題文の指示に従って手紙を書くもの、二つ目はグラフの描写か記事について意見を書くものでした。
指示が丁寧に書かれているので何を書けばいいのかわかりやすいです。150-180単語でしたが、嵩増しすることもなく書けました。

口頭(30分)

いつもオンライン会話で練習している甲斐がありました。最初のテーマについて意見を述べるものと、写真の描写は特に問題なかったです。最後のデータに基づいて会話をするものはこれまた初見でした。しかし、テーマが海外で働くことだったので、自分の意見も固まっていてとても話しやすかったです。
試験官はリラックスした雰囲気でゆっくり喋ってくれて、質問も特に難しいものはありませんでしたが、時々あまり使わない活用形で固まることがありました。スペインでNosotrosの過去形はほとんど使った覚えがない(スペイン人と共有した体験も、それを話す機会もなかったから…?)ので何度か言い換えをしていました。

受けてみて


聴解以外は、思ったより難しくなくて安心しました。ただ、聴解と口頭で最低30点、読解と作文で最低30点、合わせて60点以上取らなければいけないのを帰りの電車で知りました。聴解が壊滅的だったので多分合格点には届いていない気がします。
もう少し勉強していれば、そもそも形式さえ把握していれば絶対4月でも受かっていました。
しかし、例え受からなかったとしても、こんなにスペイン語で物事が分かるようになったんだ、と感慨深いです。
ちょうど1年前にスペイン語を始めた時は、serの活用形を覚えるだけで精一杯でした。半年前は、文章は書けるようになっても、口から言葉が全く出てきませんでした。そんな状態でも、1年間少しずつ続けていれば、少なくとも読解と口頭はかなり上達したと実感しましたし、B2(C1?)レベルに十分到達します。
結果が出るのが楽しみです。

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