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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014)
魅力たっぷりの“ちょい悪”老人に教えられる
“一生懸命”生きることの大切さと爽快感!
曲者俳優ビル・マーレイが、“ちょい悪”老人ヴィンセントを魅力たっぷりに演じた本作は、全米で興収4400万ドルのスマッシュヒットを記録したハートウォーミング・コメディです。
【ストーリー】
ニューヨーク・ブルックリンの一軒家に住むヴィンセントは無愛想で毒舌家、酒とギャンブルだけが生きがいの偏屈な老人です。
社会の常識などまるで持ち合わせていないかのように自堕落な日々を送るヴィンセントが、ひょんなことから12歳の少年オリバーの“シッター”をすることになります。
時給12ドルでオリバーの面倒をみることにしたヴィンセントですが、バーや競馬場に行ったり、妊娠中のストリッパーを家に呼んだりと、これまで通りの“大人”の生活を変えようとしません。
悪いこともするけれど、時に人情深い面も見せるヴィンセントは、オリバーに何を教えたのでしょうか……。
2014年の全米公開当初はわずか4館の限定公開でスタートしながらも、幅広い世代の共感を誘って全米2500スクリーンに拡大。批評的にも評価が高く、ゴールデン・グローブ賞で作品賞に、ビル・マーレイも男優賞にノミネートされました。
不良の老人と内気な少年という、正反対の2人が自然に絆を深めていく過程を、ユーモアとペーソスあふれるエピソードでつづっていきます。
世知辛い世の中、思い通りにいかなくても、一生懸命に、善良に生きてみよう! そんな温かい気持ちにさせてくれる物語です。