座禅会での体験から学んだことと、喝!体験の話。
今日は早起きできたので、朝一番で手織りをしてみました。
コーヒーも飲まず、まだ半分寝たような状態で織るのは瞑想みたいで良いかな~?と期待していたものの、私の現実は全くもって、そんなに甘くなかったです。
こんなに頭がボーっとしているのに、雑念が出まくってくること極まりなくて、正直ビックリしました。しかも、その内容の、しょーもないこと!
私の頭の中には、一体どんだけ詰まっているんでしょう?・・・しょーもなくて、くだらない、アレやコレ…といったモノが。
😱😨😱😰😱
今から20年ほど前、友達を誘って平日朝の座禅会に参加したことがありました。
ほんの数回しか行けなかったけど、朝あの座禅会に参加した一日の、清々しかったこと!!!職場がまるで天国のように感じられました。
私が参加したのは、平日の早朝に集まり座禅を組んだ後、参加者みんなで和尚さんを囲み朝食を頂きながら、和尚さんとオシャベリをするという、とても和やかな会で、私と友達以外の方は皆常連さんでした。でも、和尚さんも参加者の皆さんも、新参者の私達を大らかに受け入れてくださったので、緊張することもなく会に馴染むことができました。
和尚さんはアメリカのお寺にいらしたこともある方だったので、海外でのお話なんかも聞いたりできて楽しかったなぁ…などと懐かしく思い出し、暫く手を止めて、思い出に耽りました。
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実は今朝、起きたてに手織りをしながら、あまりにも雑念が出てくることに気づいて驚いた時、頭の中で、私に「喝!」が入ったんです。
そしたら、あの座禅会の思い出が甦ってきて・・・
和尚さんが座禅の前に、
「雑念が出てきても囚われるな。囚われてしまったら体が揺れるから、その時は容赦せずにバシッ!といくぞ」的なことを言われていたことや、
座禅中に何度かバシッ!とされてハッ!と目が覚めたようになり、気を改めて取り組み直したことも思い出しました。
そんな感じで今朝、雑念に囚われている自分に「喝!」が入ったときも、気を改めて手織りをやり直したのですが、何度気持ちを入れ替えても更に浮き出てくる雑念の多さに辟易し、これを書き始めた次第です・・・。
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今はもう、あの座禅会に参加することはできませんが、ほんの数回だけ参加させてもらった座禅会での体験が、20年もの時を経た今も私の中に生きていることに驚いたのと同時に、あの和尚さんへの感謝の気持ちが湧き出てきました。(和尚様、皆さま、ありがとうございました。)
もっと長く座禅会に通って、もっともっと色んなお話を聞きたかったですが、ほんの短い時間の中でも和尚さんが教えて下さったこと、お話しして下さったことは、たくさんあったと思います。でも、その殆どが私の理解には到底及ばず、大変失礼ながら記憶にも残っていなくて、和尚さんに今お会いしたとしても、きっと私のことなど覚えてもいないでしょう。
にもかかわらず、あの一瞬の喝!体験のことだけは、明確に私の記憶に残っています。そしてそれは、喝!の痛みと、和尚さんの厳しい表情とが合わさった形で、当時の感情を伴い、今でも私の中で生きているのですから、記憶というのは不思議で面白いですね。
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喝!の痛みを初めて味わった瞬間、私は思わずニヤケてしまいました。でも、すぐに和尚さんの真剣な顔が見えて、ここはふざけて良い場所ではないことに気づき、自然と気持ちが切り替わりました。
今朝、手織りをしながら頭の中で喝!を入れられた時、今回も一瞬、ハッ!となりました。
そしてなんとなく、「お前は、その布を本気で作っているのか?それとも、ただふざけているだけなのか?」と、問われたように感じました。
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まだ20代だった若き自分が体験した座禅会のこと、特に喝!の瞬間に体感したことを、40代も終わりに近づいた今の(かなりダレ気味な)私が思い出したことは、単なる偶然なのかもしれません。
でも、あの時に和尚さんが私に与えてくださった喝!の痛みと、和尚さんの厳しく真剣な顔が私の中で生きている限りは、もしかしたら、今後も必要があれば、頭の中で誰かが私に「喝!」を入れてくれるのかもしれません。
次にまた、頭の中で喝!が入った時は、あの和尚さんの事を思い出し、手を止め、足も止めて、自分を振り返り、そこにどんなメッセージが込められているのか、考えてみることを忘れずにしようと思います。
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過去の経験から学びを得るのに、時間に制限は無さそうですね。
そして、同じ1つの体験からも、その時々で必要な学びや、得られる気づきは違ってくると思うので、次の(脳内)喝!体験で得られる学びが、どんなモノなのか?!今から密かに楽しみです。
と、約20年の時間旅行から戻った私の、今日の気づきでした。
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お読み下さり、ありがとうございました。
楽しい一日を~!
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