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PRT療法(理論編)

初めまして。(一社)日本治療家研究所です。
今回、弊社の初の試みですがnoteを使って、PRT療法を全国の先生方にお届け出来たらなと思っています。
このnoteの内容は1日かけて行うセミナーの内容をギュッとしているので、大変濃い内容となっています。
座学編+実技編の両方をご購入頂くことを強くオススメ致します!

このnoteを読めばPRT療法をしっかりと理解して、臨床の現場で応用を交えながら利用する事が可能になります。是非、座学編の部分からしっかりと読んで頂いて、臨床でご活用頂ければと思います。

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PRT療法誕生のキッカケ

数年前に来院された脊髄損傷の患者さんがデイサービスを利用された事がPRT療法というテクニックが生まれたキッカケに繋がります。
ある雨の日に、デイサービスを利用しようと車から降りた際に、支えていたスタッフが足を少し滑らせてしまいました。そのまま転倒することはなかったのですが、それを見たその利用者さんは怖くなってしまい体がグッと硬くなってしまったのです。
そのためいつものように歩く事も出来なくなり、どうしようかと思っていたのですが体が硬くなってしまった時に頸部の伸展が強くなってしまったので、ベッドに寝かせて少し緩めようと後頭部の部分を軽く触ったところ…今度は足に力が入らなくなる事態に。
「何かしてしまったのではないか?」という不安に駆られていたところ、その利用者さんから「なんだか体が楽…。」という言葉が。
その後色々と試した結果、「体には様々なスイッチがあって、そのポイントに刺激を加えると体に反応が起こるのではないか?」という考えに行き着きました。
そこから色んな本を読み漁り、このスイッチの説明がつくようになりました。そうすると、様々なポイントに応用が効く事も発見していき、徐々にメソッドとして確立出来たのです。
PRT療法を理解する上で大切なのは体の反射を理解するという事です。是非、座学編の中で説明する反射をご理解頂ければと思います。

PRT療法とは??

Positional Ready Technique
脳は自然界、人間界にある全ての感覚入力に反応し随時対応し身体を変化させています。
その脳の反応を研究し、体軸コントロールし、導けるようになったのがPRT療法です。
今回はその中でも、皮膚や関節の動きから体軸をコントロールする手技をご紹介していきます。

体の部位をルール化された方向に触れたり、動かしたりすることで、脳の動作前準備を利用し身体の重心をコントロールする手技になります。

身近なイメージだと車のナビシステムなどに行き先を入力すること、そこまで導いてくれるのと同じ考え方です。

車のナビシステム=であり
入力される住所=関節や皮膚の入力情報
と、なります。

つまり、「情報を入力すると、重心の行き先が脳を導いてくれる」というものです。

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 元来、術者が筋肉を緩めているというのが基本的な考え方でしたが、この療法では脳にその役目をしてもらいます。その上で大事な考え方が、施術ではなく入力という概念です。今回の入門編では、ルール化された入力の概念を理論と実技でお伝えしていきます。

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