HFpEFのリハビリテーションはその効果に関わらず、保険支払適用されてない、日本も同様
Sachdev, Vandana, Kavita Sharma, Steven J. Keteyian, Charina F. Alcain, Patrice Desvigne-Nickens, Jerome L. Fleg, Viorel G. Florea, et al. “Supervised Exercise Training for Chronic Heart Failure With Preserved Ejection Fraction: A Scientific Statement From the American Heart Association and American College of Cardiology.” Circulation, March 21, 2023, CIR.0000000000001122. https://doi.org/10.1161/CIR.0000000000001122.
駆出率維持型心不全(HFpEF)は、最も一般的な心不全の1つであり、その有病率は増加し、予後は悪化している。重症の労作性呼吸困難や衰弱性疲労、QOLの低下、頻繁な入院、高い死亡率などを経験することが多い。最近まで、HFpEFに対する薬理学的介入試験のほとんどは、主要評価項目が中立であった。これに対して、運動療法に基づく介入試験の結果、症状、客観的に測定された運動能力、および通常QOLにおいて、臨床的に意味のある大きな改善が一貫して示されてきた。この成功は、少なくとも部分的には、HFpEFにおける運動不耐性の原因となる末梢血管、骨格筋、心血管系のあらゆる異常に好影響を与える運動の多面的効果に起因していると考えられる。したがって、この科学的声明は、慢性安定期HFpEFに対する運動ベースの治療法の効果、運動能力および症状の改善の潜在的メカニズム、およびこれらのデータが他の心血管疾患に対する運動療法とどう比較されるかについて、現在入手可能な文献を批判的に検討する。特に、本書で検討されたデータは、慢性安定期HFpEF患者における管理下運動トレーニングによる運動能力の改善が、駆出率低下型心不全患者と比較して同等かそれ以上の大きさであることを示しているが、メディケア償還は後者のグループに対してのみ適用されるものである。最後に、運動設定、トレーニング方法、食事療法や薬物療法などの他の戦略との組み合わせ、長期間のアドヒアランス、革新的でより利用しやすい提供方法の取り入れ、最近入院した患者の管理など、HFpEF患者に対する運動ベースの治療の実施における重大なギャップが強調されており、今後の研究の指針となる。
Translated with DeepL
日本でもHFpEFへの心臓リハビリテーションは医療保険適用されず・・・
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